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大正×対称アリス HEADS&TAILS オオカミ編 感想 [大正×対称アリス]



うーん……w
なんていうか、ファンディスクなんだけれども、攻略対象に焦点が当たっているというよりかは、ヒロイン「有栖百合花」の物語ですね(笑)

すっごい楽しいですけど。

それにしてもオオカミ編、頭の中で春希(ホワルバ2)がちらついてちらついて……!!!
ごめん、百合花ちゃん!!!


それでは、オオカミ編感想ですー!




猟師編、オオカミ編と両方プレイしてみて感じたのは、この物語はふたつとも有栖百合花を主軸に描いているんだなあと……いうことです。

猟師編は、彼女の内なる面。
オオカミ編は、彼女の外面。

女はいろんな顔を持っているといいますが、まさにそれを示すような2ルートだなと感じました。

お兄ちゃんに見せる、白馬の王子様との再会に舞い上がり、夢にしがみつく幼い少女の姿。
オオカミくんに見せる、隙のない目的のためなら犠牲をいとわない悪女な女王様の姿。

猟師編では、彼女がいたからアリステアは壊れた。
オオカミ編では、彼女がいたからアリステアは救えた。
そんな風に描かれていました。

一筋縄ではいかない物語の裏側を覗けて、本当に面白かったですね。


★オオカミ編

オオカミ編をプレイして初めて知る真実。

オオカミくんって百合花のことガチで好きだったんだね……!!!!!

そうと知れば、もうこの物語、オオカミくん側からみたら切なさしかありません。
っていうか、これだけで一本作品作れちゃうんじゃない!?そうなんじゃない!?……と思ったのは私だけではないでしょうね、きっと。

オオカミくんはいい人すぎますね……。
っていうか、ドMなのかな……ってちょっと思うくらいですよね。
まだ、全く振り向いてくれないってわかってても、一目ぼれ女子と“親友”になりたいって気持ちは理解ができるんですよ。学校でも可愛くて有名、だけどガードが超絶固い女子が自分だけに心を開いてくれるなんて、ちょっとした優越感じゃないですか。
でも……やっぱりその女子が、あれほどまでにゾッコンなのが自分の親友……っていうのは、正直ツラいかな……。

・百合花にとって、おそらく最良の“駒”だった大神くん

オオカミくんはとても素直で優しい人。
頭はいいのに、決して友達を裏切るような悪知恵を働かせたりはしない。性根がとても真っ直ぐなので、ちょっとしたいたずらすらできない。そんな、とても“善い人”オオカミくんは、百合花にとってはむちゃくちゃ扱いやすい人だったろうなと思います。

百合花の目的や、やりたいことに対する飲みこみがとても早いということはもちろんなのですが、「好きな女の子が言うことだから」と盲目にならずにひとつひとつ、客観的に物事を判断できる賢さが彼には備わっています。だからこそ、百合花は彼に、とても惨いけれども全幅の信頼を寄せていたのだと思うんですよね。
それがオオカミくんにも伝わっているからこその、なんというか、百合花の悪女っぷりというか……もう正直、オオカミくん側から見ていると、百合花という女が怖くて怖くて仕方ありませんでした。

フツー、ここまで割り切れるかな……?
好きな男のために、ここまで割り切って他人を使えるかな……?

曲がりなりにもオオカミくんに百合花は告白されているわけですから、使うだけ使ってあっさりアリステアと結ばれようもんなら(オオカミに)逆上されないかな、とか若干怖くなるのがマトモな精神な気がするんですよね。あと、純粋に彼の時間を犠牲にするじゃないですか。それに罪悪感はないのかなと。まあ、善意とはいえ……私ならごめんですよ。こんな一番楽しい時期を、他人の色恋沙汰にアレされるのは……(笑)
っていっても、好きだったら……というかこんなに苦しい恋をして、あんな顔して無理して微笑まれたら……手を差し伸べてしまうのが真理かもしれない。
だからこそ、ものすごく切なかったですね。

まあ、そんなことすら考えな……いや、考えてるに決まっているけど、それを厭わない&あっちゃんの親友であるオオカミくんをサポーターとして選んた時点で百合花の一人勝ちなわけで……。
どんな時でも女王様として振る舞った有栖百合花だからこそ、アリステアを救えたのでしょうね。

・純粋無垢なアリステア

彼のツラいところは、百合花だけじゃない、アリステアの事情にも完全に足を突っ込んでしまったところですよね。
あの時出会った“あっちゃん”が、その後の人生で、想像を絶するほどの苦しみを抱えていたことを知り、すべてを打ち明けた上で自分を友達として必要としてくれたなら。彼ならば、全力で力になりたいと感じるのは当然でしょうね。(それを利用しているところが百合花のまたズルイところだ)

オオカミルートをプレイして、アリステアは“純粋”を絵にかいたような人だったんだなということを強く感じました。

彼のような人生を歩んでいると、間違いなく精神は「汚れる」。
アリステアは、その「汚れ」をすべて、他人格に押し付けた。
だからアリステアは純粋なままでいられる、といった方が正しいのでしょうかね。
それゆえに、決して誰も責めないんですよね。誰のせいでこうなったとか、誰が悪いとか……決して口に出さない。自分に対して不甲斐なさを感じているところはありますけれども、他を攻撃することは決してないんですよね。
魔法使いさんにいろいろとちょっかいかけられても、彼は「君も百合花のことが大好きなんだね」と納得してしまう。「僕の体だろ、返せよ」とはならないんですよ、不思議と。
だからやっぱり彼も彼で、おそろしく優しい人だと思います。
その辺りからも、“アリステア”の精神はとても純粋で、そのピュアさを、百合花もオオカミくんも愛したんだろうなあ……。

とは思うのですが、私はアリス様の方が好きですゥ!!!!!

神視点でみてるこちらとしては「お前、誰のおかげで今、そうして元気に暮らしていられると思ってんだよおおおお!もっと他人格に感謝しろよおおおお!」ってアリステアがくがく揺らしたくなっちゃう気も若干あるんですがね(笑)しかもたぶんそうやってがくがくすると、超絶美形な金髪碧眼少年が、申し訳なさそうに瞳に涙をためて、あの儚い声で「そうだよね……僕もみんなに会いたいよ」って呟くに決まってるから始末が悪りぃなあ、おい!!!

というわけで……許す!!!!

というのは冗談で、まあ、そのあたりがジレンマといいますか、それこそがアリステアの問題の根幹といいますか。
アリステアの目線から物語を見た場合、何重人格なんて当然の戸惑いだし、人格コントロールできないからどうしていいのやらわからないし、さらには有栖家の庇護がないと生きていけないし、かといって誰も困らせずに生きていく方法なんてわかんないし……ね。だからほんと、アリステアくんも辛いよね……って話です。

だから、彼もまた百合花同様、オオカミくんに甘えたんだなあ。
有栖家の人間にも言えない、担当医とはいえ、百合花のお兄さんにも言えないことを吐露できる存在は、彼にとってはかけがえのない親友だったはずです。

・2人の“親友”、二束の草鞋

で、オオカミ目線からですよ。
……オオカミ目線からみると、この百合花とアリステアというカップル、罪なことこの上ない。

というか、酷い。
傷つくわ。

2人にとっては確かに、なくてはならない友情だったでしょう。
でも、ぶっちゃけオオカミくんにとっては再会しない方がよかったんじゃないかと思えるくらいに、むちゃくちゃ苦い恋愛経験になっちゃったかなと思いました。

私、ほかのゲームでも思ったんですけど「負け組を入れて仲良く3人でこれからもね!」というラストが、ものすごくツライんです。負け組目線で見ちゃうから。
確かに2人にとっては、もう家族同然といってもいいくらいの存在かもしれない。
でも、だからこそ、選ばれなかった方はとてつもなくツライ。
それを「時間が解決してくれる」と言えるのは、勝ち組の論理じゃないだろうか。
ずっと、ずっとずーっと、その“張本人”たちが目の前にいるんですよ?
そんなの、過去のことに、できないよ。
まあ当たって砕けろ、片想いを告白してない場合は、そんなのお前の都合だろ、って感じなんですけどね。

自分から二人の幸せを願って奔走しているので、自業自得っちゃあそうなんですけれども「親友と好きな子をくっつけて、幸せにしてやった俺ってなんて馬鹿なんだろうね、でもそんな俺いいヤツかっこいい」とか悦に入れるほど、割り切れないと思うんですよ……ぉ、実際。

魔法使いさんと寝てる寝てない問題についても、アリステアお前……!!!!ってなりましたね、ぶっちゃけ。
あれぞまさに「オオカミにしか相談できない」案件ではなるのですが、純粋培養のアリステアくん、セックス云々おいといても、本当に何もわかってない。
お前、オオカミくんにそれ言ったら、次の日からどんな顔して百合花に会えっていうんだよー!!!
しかもお前の体ってことだろうがあああ、あのくらいの男の子なら、妄想力ハンパないんだぞ、よく考えて言えよおおおお!!
となるわけですよね(笑)
「とんでもない爆弾を落としてくれたな」という台詞(地の文だったかな?)は本当に言い得て妙ですよね。
(あのあと、もやもやしてAV見始めるとこまで最高に生々しかったね、本当に乙女ゲームなんだろうか、対アリw)

百合花にプレゼントを買うシーンだったり、勉強を教えてもらうシーンだったり……本当に、なんというか、アリステアが純粋なだけに痛々しくて苦しい。
そこに、打算とか嫉妬とか嫌悪とか……いろんな感情を挟み込ませてくれないアリステアがある意味、とても憎い。
だからこそ、勝てないんだけどね。おそらく。アリステアに。

極め付けはアリステアが目を覚ます時のシーンですよ。
あそこ、オオカミくんいたんですね……なんて、惨めなんだろう。

辛すぎて、泣きました。
あそこは泣いたわ……。
ああ、ようやく親友が目覚めて安堵した嬉しい気持ちと、自分がお払い箱なんだなという悲しい気持ちと、どれだけ百合花に尽くしてもやっぱりアリステアには勝てないんだなという絶望と。

でも彼にとってもこの2人との出会いが人生の分岐点になりそうですね。
彼はこの経験を経て、立派な療士となるんでしょうね。

はあ、魔法使いさんと一緒に酒でも酌み交わしてほしいなと思えるんだけど、魔法使いさんはあれでいて黒猫ちゃんがいるからな。
だからやっぱ、百合花ちゃんはひどいよね。
オオカミくんの気持ちにだけは向き合ってあげなかったんだもん……。
ほんと、好きな男のことしか考えてないんだなあとしみじみ感じました。


・オオカミEND3種について

個人的にEND3は「妄想」かなと思ったり(笑)
確かに百合花とアリステアは現在進行形なので、今からオオカミくん素敵―!ってなることももちろんあるとは思うのですが、百合花のアリステアへの執着を知っているオオカミくんだからこそ、あり得ないんじゃないかなと思います。

だってなんか、不安じゃろ……?
これホワルバ2でいう雪菜と付き合ってるけど心の中には常にかずさが、とかいう状況と一緒やろ……?(他作品をだしてしまった!すみません!)

おおコワイ。
私は想像できませんでしたッ!
なんかふたりとも爽やかな友情で終わらそうとしてたけど、ここから修羅場やでえ……(笑)

END2が、オオカミくんにとっては一番いいかな。
すっぱりコクって、諦める!!
百合花を泣かせてしまった、と悲しい顔をしてましたけど。

百合花、お前に泣く資格はない。

END1も切なくて好きですね。
嘘をつき続けると到達するエンドなんですが、「オオカミ」らしいエンドかなと思います。
なんて優しくて切ない嘘の数々。
そこまでして彼ら2人のそばに居続けようとするのは、オオカミくんがきちんと赤ずきんさんにメッセージを届けることが出来たからなんですかね。
余談ですけど、赤ずきんが夢や妄想にでてくるたびに、うるってなりましたね……。
ううん、やっぱりこの二人の関係性もいいよなあ。

余談ですが、オオカミ編の記事書いてると、タイミングよくbirdの「髪をほどいて」が流れてきて涙目になってます。
片想いの歌なんですよね、よかったら調べてみて下さいね。

次は、いよいよアフターだぜ!!!


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