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BAD APPLE WARS 総評 [その他オトメイト作品]






BAD APPLE WARS 限定版

BAD APPLE WARS 限定版

  • 出版社/メーカー: アイディアファクトリー
  • メディア: Video Game







① シナリオ ☆☆☆

初回でだいたい6~7時間くらい。
共通ルートの方が長いので周回プレイはさくさくっと1~2時間ほどで終わるので、きっと早い方なら2日はかからないんじゃなかろうか、というくらいの内容でした。
今年(2015年)の「死後モノ」乙女ゲーの中では若干オリジナリティに欠けるかな?と感じざるを得ない物語だったと思います。

基本的には、不慮の事故で亡くなってしまったヒロインが、NEVAEH学園という、生きることに何らかの形で未練を残しているさまよえる魂が集う場所で、出会った男の子たちとともに「生きるということは何か」について探求していくお話となります。
個人的な感覚なのですが、自らの「生きる意味」を問うというなかなかに重いテーマで勝負したにもかかわらず、それを見つける物語としては軽くあっさりとしたものになってしまっていたかなと思います。逆に言えば、その「ダイジェスト」的な物語は簡単に攻略できるというメリットもあると思いますので、この辺りは好みかなと思います。
ほぼダイアローグのみで進むので読みやすく、とんとんと話が進んでいくところもそう感じさせるひとつの要因かなと思いますね。


② スチル・ヴィジュアル ☆☆☆☆

キャラクターデザインが好みであれば、スチル等にも特に違和感なく楽しめると思います。この作品のウリである「禁忌魂触システム」の好みはぶっちゃけ分かれるかな……。
らぶらぶなシーンで入るわけではなく、結構シリアスなシーン(生前の彼の本質に触れるような場面)でこの、いわゆる全裸スチルをあーでもないこーでもないとタッチして、ダミーヘッド吐息をきく、みたいな感じなので、そこを目当てにプレイするならイイのですが、普通に物語を追うプレイヤーとしては、その温度差に大爆笑、みたいなことが起こりかねない諸刃の剣のようなシステムでした(笑)


③ キャラクター ☆☆☆

大変申し訳ないが、どれもどこか既視感があるキャラクターでしたね……。
ワルイ子、イイ子、カワッタ子。
立ち位置は違って面白かったのですが、基本的にはどちらサイドの子であっても、「何故この学園にきたのか」のルーツを、彼に触れることによって垣間見ていく、というスタンスは変わらないので、あまり学園生活の中で彼にときめいたり、素敵だなと思うシーンは少なかったですね。

基本的に生前の彼がどうだったかを知ったヒロインが、同情して、彼の気持ちに寄り添いたい……という目線からしか、キャラクターが描かれていないような気がしました。そのため、単純に全員、ああ可哀想な子なんだなあ、というくらいの印象しかもてず。(個人的にサトルはちょっと毛色が違いましたけど)
その辺りがちょっと残念だったかなと思いました。
しかし、サブキャラクターたちがわいわいしているのはとても可愛かったですし、脇カップリングなんていうのもあり、個人的にはヒロインよりそちらの方が気になっちゃったり。

あ、そうだ。
ヒロインについては、彼女自身が「私はからっぽ」と言っている通り、彼女の背景はほぼ見えてきません(というかたぶんない)。なので、ヒロインの個性重視な方にはおすすめできない作品であると言えるでしょう。


④ システム ☆☆☆☆

フローチャートなどもあり、非常に周回しやすいつくりにはなっていたと思います。どのセーブからでもフローチャートを利用すればすぐに分岐する前からプレイできるので、とってもらくちん。
あとはだいたいいつものオトメイトさんですね。若干、スチルタッチの反応が悪いかな……?(どこをいつタッチすれば反応するのかがいまいちつかめない)とは思いましたが許容範囲です。


⑤ 作品の完成度 ☆☆☆

さくさくっとプレイ出来るわりには面白い、のかもしれないのですが、もってきたテーマがテーマなだけに「こんなにあっさりでいいの?しかも全裸スチルで笑いを誘って大丈夫なの?」と思わず心配になってしまうという、作品の温度が非常に掴みにくいゲームでした。

あと、全体的に物語が狭いんですよね。
舞台が学園しかないのでしょうがないといえばしょうがないのですけれども、基本的な学園イベントはどのルートも同じで、しかも展開もそう変わらないので……。
好きなキャラクター、キャストのルートだけ、という遊び方でも全然大丈夫な作品という意味では、プレイヤーに易しいのかもしれないのですけどね!

「禁忌のリンゴ」というメタファーを用いて描かれた物語の割には、ここがこうつながるのかな?この人がこういう立ち位置なのかな?と思ったところにまったく設定がなく単純に、ヒロインと彼の魂の触れ合い、という部分にしか物語がないので、その辺りも浅く感じられてしまう原因かもしれないですね。ちょっと泣きゲーというには厳しいかもしれません。
しかし、お目当てのキャストさんがいらっしゃるのならば、無難に纏められた上でセクシーなボイスを堪能できる内容となっているので、損はしない作品だとは思いました!





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