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華アワセ[唐紅/うつつ編] いろは 感想 [華アワセ]






華アワセ 蛟編 (エンターブレインムック)

華アワセ 蛟編 (エンターブレインムック)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2012/12/05
  • メディア: ムック




華アワセ 姫空木編 (エンターブレインムック)

華アワセ 姫空木編 (エンターブレインムック)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2014/02/26
  • メディア: ムック




華アワセ 唐紅/うつつ編 (エンターブレインムック)

華アワセ 唐紅/うつつ編 (エンターブレインムック)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2015/08/19
  • メディア: ムック




2012年。
ビーズログ10周年記念作品として発売された「蛟編」から3年。
ようやくここに、華アワセの物語が完成されました。

まさに「完成」という言葉がふさわしい。
「最強の乙女ゲーム」という名に恥じない、素晴らしい作品でした。

3年間で積み上げられてきた物語と真実の鍵を一気に昇華した今作品の素晴らしさはさることながら、ここにきてようやく三部作にした理由、唐紅とうつつにめぐるツキが同じ巻である理由、サブキャラクターにも手を抜かないキャスティングをした理由、すべての理由がしっかりとプレイヤーに伝わり「これでもか」というくらいの贅沢な作品にしてくださった制作者のみなさんにほんと、お疲れ様でしたと称賛したい気持ちでいっぱいです。

あっ、まだいろは編あるみたいですけどね……!!!
嬉しい♡
あの続きは、確かにみたい。
まだいくつか回収されてない伏線もありますしね……!!!!!

それでは。
おそらく、長くなりますがいろはルート。
ネタバレ感想です(*^^*)







いろはについて書く前に、まずは華アワセという物語について書こうと思います。


★すべての物語が始まったのは、8月15日(幼少期みことが引っ越しをする日)

ツキを巡る物語の始まりは、蛟の父である出(イズル)のとある「実験」から始まりました。
蛟一族、弦月をもつ娘「泉」は出と恋に落ち、駆け落ちをします。
その一年後、生まれたのが「蛟」です。

しかし、蛟一族のため、家の掟としきたりのため、泉と出は引き離され、泉は再婚。
彼女は出のせめてもの幸せを願い、二度と関わり合いをもたないことを誓います。
そのことを嘆き悲しんだ出。製薬会社の社長となり、疫病の新薬開発に取り組んでいました。
しかし、運命のいたずらなのか。
出にとっては一筋の光明というべきか。
遊び半分で男の子たちから「剣」を抜く、という「鬼札の儀式」をしている子供たちと出会い、実在する「泉姫」をみつけてしまいます。
彼は、みことを生贄にして泉姫伝承の「魂蘇生」の術を行おうと決心します。
常世と現世という二つ世があるとされる今作品。
出は、現世の自分たち「家族3人」と常世の「家族3人」を入れ替えてしまえばいいと考えました。
彼は、父親とは知らないまま自分にいつしか懐いていた蛟にお願いをして、みことを連れてきてもらいます。
そして、彼女はバラバラに切り裂かれ、儀式の生贄とされるのでした。

何故か茉莉花が儀式に巻き込まれて死んでいたことに困惑する姫空木。
胸騒ぎがして出のもとに戻ると、母親がなぜこんなことをしたのかと出を問い詰めているところを目撃、そうした「咎」に汚されて狂い、実の母親を殺してしまった蛟。

やがて彼女を探しに来た、その当時みことと一緒に住んでいたいろはと、祈り子になる覚悟を決めていたうつつは、彼女の死体を目撃します。

いろはとうつつは、みことのために流転の咎を背負うことを決めます。
彼女の生の代償として、いろはは「みことを愛する」という心を。
うつつはそれを代償として、祈り子として彼女の生を祈り続けることを。

みことが死ぬという運命は、2人が行った流転の咎により「なかったこと」になります。
蛟編、姫空木編、唐紅/うつつ編は、その「なかったこと」の運命が書き換えられたことによってはじめて構築されたみことの人生だというわけですね。
この時、この「運命」にいたいろはとうつつは、現世でも常世でもない狭間、奈落へと向かったのでしょう。この運命で迎えるみことの結末が、おそらく原始なわけですね。

それにしても、本当にうつつは頭がいいですね。
いろはを道連れにする口上が子供のものだとは思えないです。
「君がみことを思う心を代償にさせてほしい」
永遠の孤独で祈り続ける自分と同じくらい辛いであろう「幾度めぐっても最愛の人にみてもらえない」哀しみを共有させようとする、この……どこか男性的な考え方からくる「痛み分け」にはちょっと震えました。


またすべての真犯人である泉流なんですが、まあかなり最初の段階から「こいつ」だなというのはもうわかるのですが、如何せんどことどこがどうつながるかがわからなかったので面白かったですね。
まさか蛟の実の父親とは。
驚きました。

それにしても津田さんのこういう演技はいつ聴いても素晴らしい。


★多くの代償を支払って生かされている「みこと」

原始の運命を、うつつといろはによって変えられたみこと。
彼女が死ぬ運命は、ひとつではありませんでした。
もうひとつは4月19日。
彼女が華園に呼ばれて、鬼札の儀式をする日です。

ごめんなさい、間違ってたら申し訳ないのですが、おそらくこの3作目の4月19日が初めての「儀式の日」ですよね?
3作目でありながらも、1度目、最初の儀式なのだと思います。

父が通っていた開闢高校にハレて入学、そこに通うみことが鬼札に選ばれ華園に呼ばれる。
この最初の運命が改変されて繋がったこの流れこそがうつつ&唐紅のツキだったんですね。
なので、みことは五光が全員そろっている中で、鬼札はうつつを選びます。(理事長の計らい?)

唐紅ルートは、ある意味で1´というべきかもしれません。
彼のルートは、唐紅自らが開闢高校に乗り込み、校長をやったり華園を買収したりすることで彼にツキが向いたルートです。

それでこそ唐紅。
個人的には「彼のルート」は最も彼らしくて素晴らしいなと思いましたね。
誰かのために何かを願うことなんて絶対にしない。
自分の力で自分にツキを引き寄せ、みことの命を守ってみせた。
ハレの彼だからこそできるルートなんだろうなあとすべて終わってから考えると感慨深かったですね。
ソードに殺されかかってるところから見ても、自分の身を危うくするところまでツキに介入しているからこそ、のような気がします。

話が脱線しました。

4月19日。うつつをパートナーに選んだあと、彼女は一通のメールを受け取ります。
それは、父の友人(これが出なのですが)から、両親は殺されたのだ、犯人を知っているという文面で、みことは慌てて指定された五斗街の一角へ向かいます。
そこでもう一度、流転し「なかったこと」になったはずの「儀式」がまた、出の手によって行われてしまいます。

すでに祈り子となっていたうつつは、みことの死を受け入れられず、狂人化、艮を生み続けて、息とし生けるものすべてを屠り始めます。
この時、唐紅はハレの力をもって剣でうつつを刺し祈り子を奈落へと封印、さらにいろはがダメ押しで突き落とします。
そうした事態を憂えた阿波花、金時花は「流転の咎」を行い、運命の籠を作ります。
そこで、みことは生まれてから死ぬまで。
同じ人生を何度も繰り返すというわけです。


その後は蛟編→姫空木編→そして、唐紅/うつつ編……が始まる前に4月19日に死亡→また蛟、というように運命を回り続けるということ、みたいですね。

この時、うつつが唐紅といろはによって「追放」されたことによって彼だけは「運命の籠」から外れています。
だからこそ、鳳凰組はずっと、ここまでの2作品で不在だったというわけなのですね。

そして、3作品目。
ようやく唐紅とうつつにツキがある周で、4月19日のみことの死亡をなんらかの方法で回避した唐紅、その周でうつつの代わりとして世界に存在させていた「いめ」が月(常世?)に艮を連れていってしまったために、彼の蘇生ループが止まったため「うつつ」が再登場。

そして、うつつとの「ツキ」で彼の咎を清算したみことは泉姫の力で世界を改変したため(運命の籠の力で流転したわけではないため)、記憶を引き継いだまま彼女は、新しいツキを創造した(うつつが普通の恋人のまま、自分を殺しつづけた真犯人を探すいろはルート)

かな……?????

すみません、自信はありませんが、私がざっとプレイした感じではこういうことかなと思ったので、書き残しておきますね。

まあ、重要なのは細かい部分じゃない。

……このような、ものすごい犠牲を払って生かされている泉姫様だったという事実です。

阿波花金時花がなぜみことにそこまでしたのか、さらにはこの途中でハレの剣(天叢雲剣)が本物と偽物が入れ替わってるということがあったり……とあるのですが、もうその辺りはまだわからず……。
あと、五斗、五斗と言われながらいったい、五斗ってなんなのか。悪役じゃないのか??
天城ってたまに出てくるけど誰だっけ……????!!
とまだまだ、謎が残されてて、この辺はいろは編ですかね?
楽しみですね……!
姫空木の癸一族についてのつながりもわかりませんしね……。


★百歳といろはの正体

エピローグだったかな?
彼女は「帝」自身だったということが匂わされています。
……たしか。

みことが最初のツキで死んだ日。
彼女は次のツキからの「設定」をすべて創り上げています。
うつつと唐紅が逢わないように、丑家の跡取りとして「いめ」を創り上げ、世界のバランスをとった上で隠し、泉姫が4月19日までに華園にくるように、と物語の地盤をつくりあげているのは、他の誰でもない彼女でした。

彼女の幸せだけを願うもの。
それは物語全体を通してとてもよくわかったのですが、帝の「目的」については何もわからないのですよね。そもそも、泉姫を覚醒させて帝に献上することの意味すらもまだわからないような……?
(理事長さんたちは咎を壊せる泉姫の力を求めていたのかもしれません)

何故、「ママさん」(みことの父親、草薙の妹)があの施設を始めた時の写真がおさめられた、家族写真ばかりが入っていそうな「アルバム」を、帝が受け取ることがそんなにも重要なことなのか。この施設で「うつつ」が隠されている理由。華園に、唐紅と蛟しかいない理由。そして、そのどちらとも疎遠である百歳。

五斗である九十九という人物も初耳ですし、天城の息子って誰……???
みたいな、ものっすごい謎が残りまくっております。
「この世界に百歳がいること自体が流転の咎なのでございます」という言葉の意味もわからない。
というか、もう咎という字を見飽きた。
もう何をもってして咎というのかがわからなくなっているのです……(笑)


ラスト。
フィニッシングストローク的に記されている「天城と漣の血を引く子供」に、なんとなくいろはの正体が見て取れるような気がします。

いろはルートで「私の月読」とみこと(現実ではなさそう、おそらくこれはいろは編のみこと?)にキスをされた彼は、きっと「亥の子」=常世の人間なのだと思います。
想像でしかありませんが、常世の「天城」と常世の「漣」の血を引く少年なんじゃないかな。

だから、みことと同一人物のような遺伝子を持ち、同じ水をもっているのかもしれません。

いろはルートはついに常世でのお話なのですかね。
素敵ですね。楽しみです(*´ω`*)


★いろはについて

彼が最もみことに近い存在。兄弟のような存在だったんですね。
讃岐(みことの祖父家)に引き取られ、そこからはずっと家族として一緒にいた。
そんな彼が、みことの他男友達に嫉妬してしまうのは痛いほどよくわかりましたね。
子供なんだからしょうがないんだよ、とは思うのですがね!(気が多い)

とにもかくにも、彼の最大の悲しみは「愛することを代償にしてみことの命を救ったため、それすらも忘れてしまっていること」ですね。
彼もまた、みことを愛すれば、欲すればみことを失うことになる。
だから今回も、またさよならをするんです。

8月15日の咎、そもそもの始まりを改変するために。

この咎を清算した彼は、どうなるのでしょう。
それはいろは編に期待ですね。

彼は、どのツキでも「この感情を取り戻してはいけない」という、無意識かつどこか強迫観念じみた義務感に従って、自らの手で自らの存在を消してきたことを思うと、涙が出そうになります。
そうしてずっと、ずっと、どれだけツキを巡らせても、自分の存在と想いを忘れてしまう彼女。
そんな彼女に対しての、無自覚ながらもどのツキでも根底に抱いていた深い愛情を、うつつに手を引かれるようにして、たどたどしく表面化させていく様に打ち震えました。

あのいろはが、声を震わせて泣いている。
この事実だけでも、胸にささるものがありましたね。

うつつはどんな気持ちで、いろはの「咎なくして死す」生き方を見ていたのでしょうね。
あの、開闢高校にいる「うつつ」ではなく、祈り子としてみことの命を祈り続けてきた「うつつ」は、最初の運命の幼少うつつが大きくなった姿、ということですよね?

みことへの想いを共有しながら、彼女だけのために、ある意味で両者とも「生きながらに死んでいる」。このどこか、血を分けた兄弟よりも深く繋がったいろはとうつつの関係性が美しくもあり悲しかったです。

毎回、毎回いろははとても可愛いですが、その可愛さを爆発させる「甘いもの好き」というところも「みことが笑顔になるのは甘いものを食べたとき」という想い出が彼の中で残っていたから、というところを知ってしまうと、もうね……。
可愛いなんて言えなくなってきます……ずるい。

ずるいです!!!


いやー、ほんと面白かった。
理解がきちんと出来ているのか、謎ですけど、最高に面白かったです!!!


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