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CHAOS;CHILD(カオスチャイルド) 感想(ネタバレなし) [科学ADVシリーズ]





トリガーキスをプレイし終えてから、ずーっとこちらを夢中でプレイしておりました。






※18歳未満の方はプレイできません。




カオスチャイルド。
無事にトロコンいたしました……。

カオスチャイルドはシュタゲを超えたかとかはぶっちゃけどうでもいい。
(たぶん好みだろうと思います)

素晴らしかった。
圧巻のトゥルーエンディングまでたどり着いた今。
私もスタンディングオベーションで「彼ら」を讃えたい気持ちでいっぱいになりました。

ノベルゲームでここまで号泣したのは、久しぶり。
というか、ノベルゲームに泣かされたのはこれで3回目。

ちょっとうるっとくらいの作品は小説にしろ映画にしろ結構あるんですけど(涙腺緩いんでね)タオルに顔をうずめて思わずしゃくりあげて泣いたのは、自分としては珍しい。

悲しいとかじゃなくて、嬉しいとかじゃなくて、可哀想とかじゃなくて。
なんだろうな。
うまく言えないけれど、心の奥底を揺さぶられるような作品でした。
このような筆舌に尽くしがたい感動を味わえたことは、ノベルゲープレイヤーにとって至福でした。
本当に楽しかったです。

個人的に、前作「カオスヘッド」がそこまでツボにハマらなかった(普通に面白かったけれども)、というか、こういう超能力とかが出てきちゃう男の子向けSFファンタジーがあまり得意ではないことから、そこまで期待はしてなかったんですよね。

どうしてもシリーズ2作目ですから、ギガロマニアックスたちがディソードを振り回して物語を進めていくことになるであろうということが予想出来るので、正直ここまで楽しめる自信がなかったんです。

でも、カオスチャイルドは、そこが物語の肝じゃなかった。
SF、ファンタジーの色味が強かった前作を超えて、さらに今作はホラーサスペンスであり、きちんとサイコミステリだった。

丁寧なロジックに支えられた上での「ありえない」展開と「予想外」の結末。
その構成とそれを肉づける演出の美しさにはため息しか出ませんでした。

取り留めもない場所でちょっとひっかかったり、回りくどすぎるという点はもちろんあるのかもしれませんが、フィクションなんだから飾ることは物語を盛り上げるのと同義だと個人的には思うのであまり気になりませんでしたね。

またボリュームについてですが(ロボティクスノーツだけまだ未プレイなのですが)個人的な感覚としてはシュタインズゲートよりも、カオスヘッドよりも、分量は多かったと思います。
それくらい今作品は読む部分が圧倒的に多かったです。

しかしそれを読む上で「飽き」を全く感じさせない作りになっていました。

ストーリー自体の面白さはもちろんなのですが、妄想トリガーによって「シリアスな面白さ」だけではなくエッジの効いたちょっとマニアックなアクセントがあったり(これは前作同様ですね)マッピングトリガーシステムがいい具合に主人公とプレイヤーの理解力の「溝」を埋めてくれるので、非常に解りやすかったです。

物語というものは、大抵ひとつのクライマックスシーンに向かって盛り上がっていくものですから、どうしても中盤で「お膳立て」の時間が続きます。
そこで飽きてしまったり、「お膳立て」が丁寧過ぎて逆に物語の先を想像できてしまったり……と、没入感を失う部分が少なからず大抵のゲームにあると思います。それでもクライマックスであったり謎解き、真相、結末が素晴らしければ、それはそれで許容できたりする……ので特にあまり個人的には「そういう時間帯」があることを気にしないのですが、カオスチャイルドは素晴らしいことにそういった「お膳立ての時間」がなかった。

すべてのシーンが、ある意味で「山場」でした。

それは物語を前に進めるための「山場」であったり、主人公とヒロインたちの関係性を進めるための「山場」であったり、プレイヤーの理解を深めるための「山場」であったり、思いっきり“お遊び”してる「山場」であったり。

どのシーンを切り取っても、一切無駄がなかったように思います。

山場をひとつひとつ越えていくたびに、この作品はどこまで連れてってくれるだろうと、わくわくしました。

起きる事件の残虐性かつエンターテイメント性の高さにドキドキし。
物語のキーとなる「ノック音」と「力士シール」にビクビクし。
手を取り合って事件とその裏側にあるものを暴こうとする主人公たちの危なっかしさにハラハラさせられる前半戦。

畳みかけられるようにして、絞られるようにして真実を次々と喉元に突きつけられ、あまりの悪趣味さに怒りすら覚える後半戦。

その後、個別ルートからトゥルーエンドへ。
ひとつ、またひとつと「彼らの世界」がヴェールを脱ぐ頃には、いつのまにか客観的に新聞部のメンバーを見られなくなっていました。

みんなに幸せになってほしいと。
みんなが救われて欲しいと。
そんな願いを抱きながら、ここ数日ずっとプレイを進めていたように思います。


シナリオについてばかり書きましたが、素晴らしいのはそれだけではありませんでした。
ヴィジュアル的な美しさ(ショッキングさ)、ヒロインたちの可愛らしさ(もちろん拓留ちゃんも可愛かったですが)、さらには音楽の素晴らしさ、キャストさんたちの演技力の高さ。
どれをとっても凄まじく印象的でした。

ヴィジュアル的な面に関しては、そのインパクトは一目瞭然なので特に語れることもないかと思うのですが、何よりも私にとっては今作、ヒロインたちを愛せたのがとても嬉しかったです。

女である私から見ても、どの子もとても素敵な女の子でした。
女性としての可愛らしさであったり、人間としての強さであったり。
またそれぞれの、大事な人の愛し方であったり。
惹かれるところがたくさんありましたね。

余談ですが前作カオスヘッドは特に惹かれたヒロインがいなかったのもあまりハマれなかった一因です。また、シュタインズゲートのヒロインたちも大好きなのですが、私の中でいろいろとくすぶっているものがあり……(おそらく自分の性が女だからでしょう)

主人公、宮代拓留を愛せたのも大きかったですね。
結構、この「女として主人公を愛せるか」は、このテのゲームを楽しむ上で非常に重要なファクターであることを最近痛感したので……。
彼も他シリーズと同様に非常に理解されにくい性格をしているけれども、素敵な男の子でした。
彼の芯の部分にあるやさしさであったり、純粋さ、素直さがとてもまぶしかったです。

そうしたキャラクターを表現した声優さんたちの壮絶な演技も本当に素晴らしかったです。
どの登場人物たちからも「熱」を感じて、普段はある程度音声を飛ばして読んじゃう私が、今回ほっとんど飛ばさなかった。

というか、飛ばせなかった。
飛ばさせてくれなかった、という方が正しいかもしれません。
ちょっとした息遣いや、息をのむ演技、愛した彼の、彼女の名前を呼ぶだけという台詞の中に、たくさんのニュアンスの違いがあって、そこに想いが込められているのを感じて、聞き逃すのがもったいないと思うくらいでした。

特に主人公の松岡さんに関しては、正直この作品プレイしてから声を聴くのが辛いですね(笑)
それが冗談じゃないくらい、私は宮代拓留というキャラクターが人間的に愛おしくてたまりませんでした。ヒロインは……そうだなあ……ほんっとみんな好きで、もう甲乙つけがたいです。
キャラクター的には雛絵ちゃんが好きですが、物語的にはやっぱり乃々が好きかな。
うーん、でもやっぱり世莉架……個別まで見てしまうと華ちゃんも捨てがたいです。ああ迷う。


音楽についても、本当に素敵で……。
大抵、ノベルゲームってプレイしてると、用意されている曲数が少ないこともあるのか「ここにこれかい?」っていうのがあったりしますが、そういうのも全然なかったし、逆に、音楽が切れる、変わるタイミングを計算して作ってある感じが強かったです。
BGMなしで物語に緩急をつける演出も巧みで、怖さや切なさに拍車をかける素晴らしい立役者だったと思います。


……と長々と書いてきましたが。
困った。

全然語り足りないな……(笑)

とにかく。
とにかく、すごく面白かったです。
プレイしてよかった。
ほんっと、楽しかったです。

また、「カオスヘッド未プレイでも楽しめるか」という点については、個人的には十分楽しめるけどプレイしてからの方がベターだと思いました。
どうしても続編的な位置づけであり、カオスチャイルド本編はカオスヘッドで起こった出来事を受けて発生するものなので、知っているのと知らないとのでは印象が結構変わると思います。
まあ知らなければ知らないでどんな風に見えるのかがわからないのですが……。

また、カオスヘッドプレイ済で予備知識があるからこそ、カオスチャイルドでミスリードされる確率が上がってしまうのでは……?と思える部分もあって、そこがなんとも面白い作りになっている作品でもあるので、それを楽しみたい方には先にカオスヘッドをおすすめしたいですね。


ちょっと長くなってしまったので、キャラクターそれぞれに焦点を当てた感想は記事を分けたいと思います(*^^*)





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