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絶対階級学園~Eden with roses and phantasm~ 真相ルート 感想 [絶対階級学園]





絶対階級学園 ~Eden with roses and phantasm~ 初回限定版

絶対階級学園 ~Eden with roses and phantasm~ 初回限定版

  • 出版社/メーカー: Daisy2
  • メディア: DVD-ROM




絶対階級学園フルコンプじゃーい!!!!!


ひとことでいうと面白かったです。

理不尽な階級制度に翻弄される思春期の「高校生たち」の言動を生々しく描いているだけでなく、物語を構成する歯車ひとつひとつがネガであり、ポジであり……という、見方を変えるだけであっという間に世界がひっくり返るような、そんな仕掛けが隠されていて面白かったですね。

ただ、惜しいなあと思った1点は、各キャラ、全員1周した後に、各々の真相ルートが開くというシステムにも関わらず、結構真相ルートが金太郎飴さんだったことくらいですかね。
明かされる事実、結末が基本的に変わらなかったので、その点が途中で飽きてしまうかな、とは思ったのですが、ここまでのお膳立てがなかなかに素敵だったので、私は結構気に入っています。

音楽も凄く素敵だし、スチルはとても美しいし、メインだけじゃなくサブキャラクター(サブの中でもメインの養護教諭、学園長を除いても)を担当されている声優さんたちの演技も素晴らしかったし、バグもないし、個人的にはもう「これで文句言ってたら怒られるな」と、いうくらいのクオリティだったと思います。

だがしかし。
プレイヤーの好みによっては、地雷を踏みまくられる可能性がアリ。

バッドエンドがなかなかに凄惨(精神的、身体的両方イケル感じ)だと思います。
乙女ゲームでは結構珍しい形でのバッドエンドもちらほら。
あと、メインキャラクターの設定や言動、真相の方向性も、地雷の人はキツいかなというような内容が含まれています。

ですので、エリート学校に間違えて入学しちゃったら、金持ちのお坊ちゃんに目をつけられちゃった☆にゃは☆的な作品では全くなかったので、その点はご注意くださいませ(笑)



ここから先は余談になりますが。

三国恋戦記が好きで、こちらのゲームを遊んでみたいという方で。
私は、ハッピーで甘い物語を遊びたいんだ!
という方には、私はどちらかといえばヴァルプルガの詩の方をお薦めしたいですね。
絶対階級学園は、ビターだと思います。

結局どちらの作品も「三国恋戦記」とプレイ感触はだいぶ違うゲームになっていますので切り離して考えられる方がよろしいかと思います。
しかし、かのゲームと同じく両方とも読みやすさは抜群だと思います。
物語の組み上げ方は断然絶対階級学園なのですが、乙女ゲームとしてのニーズに応えているのはヴァルプルガの詩かもしれませんね。


それでは。
最後にざっくりと全キャラ真相のネタバレ感想をば。



ものすごくぶっちゃけます。

鏑木の頭がピンク色だったことがいっっっっちばん、がっかりだ―――。


彼が立ち上げた櫂宮学園プロジェクト。
「人の記憶を改ざんし、上書きする」技術を実用化し、それを政界とも繋がる宗教団体に試験的に卸すというビジネスモデルの核を担うのが、絶対不可侵のエリート校「櫂宮学園」でした。
その実体は「魔法使い」が「魔法」をかけ「シンデレラ」となった孤児たちが踊る、薬漬けの砂城だったというわけです。

スラム街でボスを失い放浪していた子は、鷹嶺財閥の跡取り息子に。
後ろ盾を失いカルト宗教に走ったある政治家の愛人の子は、大活躍中の大物政治家の息子に。
男にだらしない母親に捨てられ、たった一人の妹を見殺しにした子は、妹が存在する、あたたかい家庭の子供に。
自らの不注意で母親を溺死させてしまい、父にそれを延々と責め続けられた子は、有名画家の息子に。
愛のない結婚の末に出来た、すべての元凶である鏑木の実の息子は、鷺ノ宮家という公家のお坊ちゃんに。

彼らの魔法が解ける「学園祭当日」。
シンデレラたちは、硝子の靴ごと砕け散ります。

一方、ネリだけは特別だったんですね。

高千穂宗介という優秀な研究員がいました。
この「櫂宮学園プロジェクト」の前身となる技術を開発した研究員です。
鏑木は彼を殺し、彼の技術と妻アリカを奪おうとしました。しかし妻の心までは奪えませんでした。
ある日、鏑木がアリカに宗介の死の真相を知らせると、アリカが激怒、その様子を見て双子の娘のうちの1人がとっさに手にとった果物ナイフで鏑木を刺そうとしますが、間違えて実母を殺してしまうという悲劇が起こります。
鏑木はアリカが死んでもなお、彼女を手に入れることを諦めませんでした。
この出来事のショックで記憶を失った双子の娘たちを引き取り、姉のマリアを引き取り、花嫁として育て上げることにします。妹ネリは「スペア」として藤枝司に預けられます。マリアは櫂宮学園の閉じられた楽園の女王として、ネリは藤枝の元で下流階級の工場勤務の男の娘として育て上げられます。


このプロジェクト、ビジネス的な意味合いだけではなく。
自分の初恋の人、高千穂アリカの面影を残す娘を自分の妻にするためのプロジェクトだった、ということも明かされるのですが。

回りくどすぎない………??????

結局櫂宮学園プロジェクトで証明された技術をネリに使って、花嫁にしちゃおう計画ってことでOKなんですよね?

私正直、いつから鏑木さんが「マリアいらない、やっぱりネリーがいいー♡」ってなってるのかがよくわからなかったのですが、とりあえず16歳の誕生日に櫂宮学園に呼び寄せて、選びたかったってことでOKなのかしら……???

で、櫂宮学園でネリーを放し飼いしてると、階級制度に翻弄されていい意味でも悪い意味でもイキイキしてるネリを見て、鏑木はあれこそアリカ!!ってなって、やっぱネリーにしよう、あっネリー彼氏いるらしい、アイツを殺したらあの憎悪に満ちたアリカが見られるかも、じゃあネリーの彼氏を殺しちゃお♪って思う、ってことでOKなのかな……????

まあなんにせよ、鏑木さんサイコパスとか言われてたけど、ただの過去を忘れられないロリコンなんじゃ……という……あっ、ごめんなさい……!!
だって……だってもっと……もっとすごいこと考えてるかなって……!!
思ったんだもん……!!!

ネリーが「そんなことのために……!?」っていてましたけど。
私ももうびっくりだよ(゚∀゚)

まあでもこういう設定は結構あるので納得はしているんですけどね。
もうちょっと、じわじわやってほしかったなあ……というのは本音。
もうほんとどの真相ルートでも「何が目的かって?教えてあげよう!!それはね……」みたいに語りだす鏑木さん、死亡フラグ立ちまくってて笑えてきてしまってですね……!


いやでもまず大前提として。
藤枝博士はなんで、高千穂の家にネリを預けなかったんだろうね……??

エンドまで見ると高千穂家はかなりの上流階級の家柄っぽいし、宗介のお父さん(ネリーのおじいちゃん)めっちゃちゃんとした人やし、そもそも鏑木から逃げているのに鏑木の元にやる、とは……???
って思ったのは私だけなのでしょうか(ゲームがはじまらねえ

マリアがそこにいると思ったからなのかな……。逃げきれないと思ったのか。
それともやっぱり藤枝も保身に走ったという切ない結果なのか……。
まあ実の子じゃないからな……。せめてもの償いに、鏑木から逃げられるようにといろんなヒントを電子手帳に入れて、っていうことなのかな。
まあそういうことにしておこう。


……という、意外とざっくりとした裏側だったので、真相ルートよりも真相がわかるまでの方が個人的には面白かったですね。

でも、井の中の蛙というか、そういう虚しさ、切なさみたいなものが作品全体にあって、こういう雰囲気はとても好きです。


☆陸

プロジェクトが実行される前、まだほんの子供の頃に遊びで陸が作った階級制度が現実のものになってしまったということがわかるところは、陸の性格をすごく表しているかなと思いました。
「威張りや」のくせに結構なんでも背負い込むんですね。
俺のせいで、と涙ぐむ陸ちゃんが可愛くてしかたなかったです。
このルートは参月さんがオカルト黒魔術に走って意味不明な御託を並べるも、実は真実に迫っている、というなんともいえない感じが好きです。
あと陸ちゃんが、教師……!!教師wwwwとか笑ったのはいい思い出だわ。

☆レイ

彼の真相が大団円的なトゥルーっぽかったですね。
だけど、レイ様としては、トラウマに打ち勝つか、打ち負けるかという己との戦いでございました。レイとショウが統合しちゃうのがなんだかもったいなかったのですが(私レイ様よりショウが好きなので)統合後にエアガンぶっ放して突っ込もうとするレイ様とか見ていて微笑ましかったので、それはそれでよいのです。
プロポーズが超回りくどいよね!!!
ロボットに言わせるとかね!!
でも、あの寄り添って眠る2人はとっても幸せそうで、素敵でした。

☆十矢

彼は自分が誰だかわかっても大して変わらなかったですね。
そこが良かったな。
彼は施設にいた頃からずっとネリが「初恋の人」で、自分の記憶が改ざんさせるとわかった時でも、自分の過去よりも何よりも「ネリのことを忘れたくない……!」という強い想いがあったことが明かされます。
ほんと、まえぬさんキャラ鉄板やな……何度でもお前のことをなんちゃら……。
(ああ、寝言です気にしないでくださいませ)
個人的に、最後の想い出として馬のマレンゴに2人乗りするところが好きです。あのすごく逞しい腕に抱かれてるスチルに男の色気をムンムン感じ……。

☆壱波

母親に捨てられた過去を持つことで、愛に飢えている、また愛を与えられてもいつかうばわれるんじゃないかと常に怯えるという彼の性質の基盤が見えたルートでございました。
女の性をけがらわしく思い、少女のまま死なせてやるべきだと妹を見殺しにしたことがわかったシーンは確かに彼の闇の深さが垣間見えて面白かった。
けど、まさに、文字通り「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」状態で「生きろ!」とネリーに一発張られるのは壱波サンらしかった。(離脱症状でボロボロだからしょうがないんですけどね)
あっ、あと壱波のバッドエンドは恐ろしい。「いいあい(死にたい)」を生きたい、に聞き間違えちゃう(というか願望はいっちゃってる)なんて、もうなんて悲劇なんでしょう。

☆ハル

「愛した者しかモデルにしない」といって、妻の死後妻を模したオフィーリアの絵しか描かなかった父の遺作の中に、エンドロール後、自分と母が描かれた幸福な肖像画が見つかって、確かに自分は愛されていたという証の前で号泣するハルくんにもらい泣き。
あれはずるかった……。石川さんの涙まじりの声もスチルもずるかったです。
ああいうエンドは個人的に弱いのです……。
あとずるいといえばお布団に勝手にもぞもぞ入ってきて「バレた」、から「ここまでが例外」までの一連の流れですかね。
バッドエンドの、やるせない怒りをぶつけるところも、2人とも痛々しすぎてぎゅってなったし。
結論。全編通してハルきゅんはズルかった。



以上!

フルコンプ画像まであったし、とっても楽しかったです(*´ω`*)
お疲れさまでした☆


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