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絶対階級学園~Eden with roses and phantasm~ 鷺ノ宮レイ 感想 [絶対階級学園]



はあ。
ちょっと私、紋白ちゃんのキャラクターCD聴いて癒されてきますわ……。

この学園、真相ひも解くのちょっと気持ち悪そうなんだけど……?


それでは!
気を取り直して。

詐欺、いや、鷺ノ宮レイ、ネタバレ感想です!










誰もが羨む学園の王子様、通称「白薔薇」。
容姿端麗、頭脳明晰、物腰もやわらかく上品な青年ですが、彼にはずっと隠していることがありました。
それは解離性同一性障害の疑いがあるということ。
内罰的な性格をしている彼は、幼少期、何らかの耐えがたい苦痛から主人格が逃れるために、別人格「ショウ」を生み出します。
主人格の優美な彼と、別人格の粗野な彼との内なる戦いと、真相への伏線がリンクされている設定は秀逸だと思います。



☆石ころルート


厳格な父の元に育った彼は、解離性同一性障害であってはならなかったから。
転校生ネリの制服を破いた、凶暴な別人格を持つ異常者であってはならなかったから。

レイは別人格が何故か執着している「ネリ」を監視下に置き、「管理」できるように。
すべては自らの保身のため、ネリを自分の「使用人」に任命しました。

そこから始まってしまった恋愛感情と、無自覚なうちに募る「ショウ」のネリへの想い。
両者の想いが強くなるに比例して、ネリはレイが多重人格者であるという確信を持ちます。
そのことを思いきってレイに告げたネリに切り出されるのは、突き放すような言葉でした。

「ショウ」からネリを遠ざけるために、彼は自らが彼女と距離を置くことにします。
しかし、ショウはやはりレイの考えを無視し、ネリに迫ります。

俺か、レイか。
お前はどちらを選ぶんだ。
自室のベッドで押し倒されながら。
ショウの、まるで幼馴染について語りかけるような口調に違和感を覚えながら。
ネリは、決断します。



何よりも面白かったのは、ショウが必死にこの学園の「危険性」をネリに訴えかけようとしているところですね。
単なる、俺の中のあいつとこいつが勝手に恋のライバル☆的な流れではなく、恋だの愛だのそんなものを卓越した何かで、ショウはネリに伝えようとしている。
そこがものすごくもどかしく、切なく、素敵だなと思いました。
ショウの台詞は、なかなかに過激なものが多いのですが、どれも木村さんの表現的には「懇願」の色が見えました。そこがすごく心に残りましたね。

石ころバッドエンドの、その表現は秀逸だと思います。
レイを諦めきれないネリに絶望して、レイは自らの命を絶つことで、彼女との永遠の別れをするつもりでした。
しかし奇跡的に彼の肉体は助かり、中にはショウだけが残った。
自分こそがネリを。
そう思っていたのに、ネリは壊れていくばかり。
レイに妄執するネリを、ショウは優しく殺すことにします。

あそこの「もう楽んなれ」から「デートの約束」はうまくいえないけれどもむちゃくちゃ綺麗でしたね。
もう、想像も出来ないほどいろんな思いが綯交ぜになった、あの声はたまらなかった。
きっと真相ルートでもっといろんな顔を見せてくれるんじゃ……と期待していたり。


まあ。
こうして、踏み込むことを恐れないショウだからこそ、レイを「(何も知ろうとしない、伝えようとしない)臆病者」と罵るのでしょう。

一歩踏み込むことで、傷つく(傷つける)ことが、きっと7割。
一歩踏み込むことで、救われる(救う)ことが、だいたい3割。
その3割に賭けられるか、賭けられないか。
なんとなくですが、そんな感じはありますよね。人が人との距離を縮めるために必要な勇気って。
まさに、レイとの恋愛はそんな感じだったかなあと思います。

ここまでくると、さすがにわかる、学園に閉じ込められた彼らが実験用モルモットであるということと、学食の「スープ」によってなんらかの記憶障害を引き起こされている、ということ。


うわあ。
もう、なんだか。

誰が予想していたんだろう、この「絶対階級学園」がこんなにダークな作品だってことを(笑)
先行発売CDの試聴とかもっときゃっきゃしてたイメージなんですけどwwww


☆薔薇ルート

こちらは非常にシンプルで、薔薇階級に上がったネリが、薔薇階級の中でも特別な薔薇である白薔薇様の彼女としてふさわしく振る舞うために、嘘を重ねていくストーリーです。

摩耶子に唆され(他ルートで彼女の本性を知ってるプレイヤーからすれば、もう摩耶子の言葉は何一つシンジラレナイ)カンニングをし、摩耶子の策略にハメられ、ブローチを盗み……罪悪感でいっぱいになったネリの言い訳はひとこと。

「レイさんのとなりにいるためならなんだって怖くない」

でも。
もしこれがばれたら、嫌われてしまう。
カンニングや盗みをする女の子なんてダメに決まっている。
だから、三宮さんの言うことには逆らえない。
彼女の言う通りにしないと、バラされてしまう――!!!

という、負のスパイラルに陥るネリー。

いわんこっちゃない。

いや、プレイヤーからすればいわんこっちゃない、なのですが、まあ、こういうのは実際よくあることではありますね。レイ様目線だと、切なくも愛しい嘘ではあるとは思うのですが。

うん、嘘はよくないね。
それで釣り合わなくなって、2人の間に距離が出来てしまったら。
もうその恋はそこまでということよ。
ネリー、潔く、あきらめろ。

……と、肩をたたいてやるマトモな人間がいないからこうなるんだな。(バッドエンドのお人形さん)

結局レイ様もレイ様で、自分の「白薔薇としての自分」をネリに見せようと頑張ってしまった結果なんだ、って弱みを見せてくれて、僕たちイチからスタートだね、みたいな展開で、あ、れ、レイの薔薇エンドはなんかちょっとハッピーのまま……だ?
と、私はそちらに驚いてしまいましたとさ!(゚∀゚)

あ、あとそうだ。
ピアノレッスンのところの丁寧な演出は素敵でしたね。
レッスン中のネリの雰囲気がとてもよく出ていた効果音演出に、情景が浮かんでとても素敵でした。



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