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絶対階級学園~Eden with roses and phantasm~ 雑感&加地壱波 感想 [絶対階級学園]




絶対階級学園 ~Eden with roses and phantasm~ 初回限定版

絶対階級学園 ~Eden with roses and phantasm~ 初回限定版

  • 出版社/メーカー: Daisy2
  • メディア: DVD-ROM





はじまりました。

5月かーらーのー乙女ゲラッシュ!
購入した商品は、大正×対称アリス2絶対階級学園ポゼッションマゼンタでございます。

とりあえずかるーい気持ちで絶対階級学園から始めてみました。

体験版を「赤薔薇様wwww」とか呟きながら、まるっと楽しんだのもいい思い出。

プレイを始めて数時間後。


えっ、えっ。(おろおろ)
なんか、思ってたんと違う……!!!(涙)

……と、ハラハラしながらいろんなエンドを探しております。


「思ってたんと違う」とはいいましたが、決して面白くないわけではありません。

楽しいです。(にや)

父の失踪をきっかけに、父親のツテで入学することになる全寮制櫂宮学園。
そこは絶対的な存在である女王を頂点とした、完全なるカースト制度により統治された学園でした。
ヒロインが入学後にとる行動により、ミツバチ階級という中流階級から、薔薇階級(上流)、石ころ階級(下流)と階級が変化します。
そのどちらになるかによって、攻略対象との個別エンドが違う、という流れのお話。

設定としてはものすごくシンプルで、タイトルにあるファンタズムという言葉が似合う通りに、非常に作り物めいた学園なのですが、その学園で繰り広げられる、人間らしい行動の数々、集団心理、思春期まっただ中の青少年たち独特の万能感といいますか、そういったものが複雑に見え隠れするシナリオ運びは、かなり面白いと思いますね。

さらにこうした感情を扇動している閉鎖的な学園が作られた真相、ヒロインの父親が何故失踪したのか、なぜ彼女がここに呼ばれたのか……そうした謎に繋がりそうな伏線が、一人攻略するごとにじわじわ増えていく、という仕組みも結構楽しいです。

楽しいですからね、どうぞみなさんいらっしゃいませ、かいきゅうがくえん!(棒読み)

まだ1人しか攻略していないのですが、これからどうなっていくのか、真相を解き明かすのがとっても楽しみでございます。

余談ですが、三国恋戦記のもう一人のライターさんが担当された「ヴァルプルガの詩」の方が「こっち」系の作品ではないかな、と思っていたのですが、両方プレイしてみるとまるで逆でしたね。

絶対階級学園の方がダークでシニカルな世界観です。
逆に、ヴァルプルガの詩の方がセクシーでスイートな世界観です。
非常に対象的な2作品だと思いました。

それでは!
加地ク……いや、加地壱波。
ネタバレ感想です♡






最初はね。
高望みせず(薔薇様方)、信念に憧れず(石ころさんたち)無難に行こうと思ったんです。
だから、ミツバチ階級の彼にいったんだけれどね。

なんか中途半端なクズだった件……!!


「花枯らし」というあだ名を持つ壱波は、女たらしで有名なプレイボーイ。
演劇部の役者であり、言動も華やかで人を惹きつけるような魅力に溢れる彼は、手当り次第いいな、と思った女の子に手を出しますが、非常に飽きっぽく、常にとっかえひっかえの状態です。
妹の写真をロケットに入れるほど、妹を溺愛するシスコン。
いつか妹に自分が出演する舞台を見せてあげたいという夢を抱いて、部活動に励んでいます。


☆石ころルート


こちらのルートは、石ころに落とされたネリが差別に耐えながらも壱波との交流を、チャンスを逃さず諦めずに、がまん強く関わり続けた結果、壱波と友人関係を続けていくという物語。

終盤、壱波はネリとのある「スキャンダラス」な写真を抑えられ、新聞部に脅迫されるという山場が訪れます。この事件をきっかけに奔走するのですが根本的な考え方が違う2人は対立。さらにネリは壱波の、矛盾した行動(ネリを大切だと言いながら、人前では一番ぞんざいに扱う)を指摘し、彼の心の迷いを噴出させる結果に繋がっていきます。
それが心的に悪影響を及ぼし、主役を降ろされる危機に直面する壱波。
心神喪失状態になった彼は、台本に火をつけて――。
そんな壱波の姿を見て飛び出したネリは、台本にとびかかり無我夢中で火を消します。
壱波にとって(役者の道は)簡単に捨てられるものじゃないから。
そう信じて。
ここにきてようやく壱波は、ネリの姿から「何が一番大切なのか」に気づきます。



「中途半端なクズ」といったのには訳があるんですね。
とっかえひっかえ、つまみ食いしまくりプレイボーイなら、正直、最後までそれ貫けよ、と思いましたね(笑)
クズっぷりが足りません。
「それも芸のこやしだよ」くらいの気持ちで言い訳して遊んでほしいです(真顔)

私はこの中途半端さがちょっと壱波くんはツラかったかなあ。
プレイボーイなところとか、誠実じゃないところが最低なんじゃなくて、ね。
この子は自分がなさすぎるんだよ。


ネリーが石ころに落ちると、劇的に冷たくなる壱波くん。
ミツバチ以上しか役を与えてもらえないので、自らの立場が危うくなるとネリーのせいにしてくる壱波くん。
そのくせにネリーに台本持たせて合わせ稽古させる壱波くん。
でも、その場に薔薇階級先輩が現れると「付きまとわれて困ってたんスヨー」とすたこら逃げていく壱波くん。
なのに、その後「部屋にきて」とか手紙こっそり渡したりしてくる壱波くん。

お前ええ加減にせえよ。

もう、その一言しかないです。

ネリーが最後「やっぱりそんなの(人前と2人でいるときと態度を変えるなんて)おかしいよ!」とキレるのですが、私はぶっちゃけそこから改心して壱波が「そうだよね……やっぱり君しかいらないから、階級とかそんなのどうだっていいんだぜ!」となるこの流れが、お話としては面白いけれども(というかそこでしか落としどころがないと思うんだけど)私はむちゃくちゃ、やだ。
「(人前では態度を変えるのは)しょうがないよね。わかってくれるよね」
とか、ふたりの時にいっちゃう加地壱波。

ほんとやだ。

私なら、そこまでしてから、手のひらを返したように捨ててやりたい。
それこそ十矢にでもよっかかりながら「飽きちゃったからごめんね」っていってやりたいですね。

ほんとネリーこんなやつのために死んでやることなんてないよ(どこかのバッドエンド)

プレイボーイには、プレイボーイとしての美学があると思うんですよね。
ヘンなところで粋がって、嬉しそうに夢を語って。
人の顔色を伺いながら「プレイボーイ」っぽく演じ続けている壱波くん。

プレイボーイにもなりきれない、チキンにもなりきれない。
道化にもなりきれないし、好青年にもなれない。
この、自分を大いに語りながらも「自己」のなさが目立つ、これこそが彼の本質であり、彼のテーマであるような気もするんですよね。だから役者を目指すんだろうな。でも、このままじゃあ絶対にいい役者になれるハズがない。
この辺りがものすごくナイフのようにとがっているなあと思います。

こんな彼だから、ネリが眩しい。
ミツバチにいようとも、石ころにいようとも、彼女は彼女の生きてきた世界の価値観でものごとを図ろうとします。精神的に疲れて、やっぱり流れに身を任せようかな、となるあたりがまたリアルなのですが。

余談だけど、ハムレットって別名『大根役者』だと記憶しているのですが(確かハムレットって誰がやっても素敵に見えるから、みたいな意味だったような)このチョイスはどういう意味合いがあるのかな。

エンド後の「妹が何故か映画にでている(女優になって成功している)」というところで、混乱に陥ってパニック、みたいなところで終わっているのも、ここに繋がってそうでちょっとどきどきしていたり、しなかったり。


☆薔薇ルート


私は、壱波ルートではこっちの方が好きかもしれないです。

薔薇階級に上がったネリは、遠くなる友人たちに寂しさを覚えながらも、薔薇階級の生徒としてふさわしくなろうと努力します。
気になる彼と同等でいるためには、彼を薔薇にすればいい。
そんな思いから、ネリは薔薇階級しか出席できないノーブルボールに壱波を使用人として連れていきます。
完璧にエスコートする壱波を誇らしく見せびらかすネリでしたが、陸が彼をおとしめたことによってすべてが台無しに。
そんなことがあったからか、壱波は心の隙間を埋めるように他の女の子たちに手を出し始めます。

ネリを煽るには十分すぎた壱波の行動。
彼女は薔薇であることを振りかざし、彼を支配するようになります。
愛のない言葉。愛のないキス。
それでも、ネリは壱波を離しませんでした。


こちらではネリが「自己」を失うパターンですね。

薔薇としての自尊心を持て。
薔薇として当たり前の行動。
薔薇だから何をしても許されてしまう。
薔薇だから何を言っても「そうですね」と賛同される。

「本当の自分を忘れてしまいそう」
本当の自分ってなんだろう。
私は「私」を演じている。

でも私はすべて「私」だから、「私」を決めなくても別にいいか。

薔薇としてつぼみから開花していくネリは美しくもあり、毒々しくもありましたね。
薔薇とミツバチのエチュードのネリは、まさに咲き誇ったといっても過言ではないんじゃないかな。
あそここそ「ああ、私は、薔薇なんだ」と初めて思った瞬間だったのかもしれませんね。
どこか、自分を無条件に求めるミツバチの「愛しさ」みたいなものを知ってしまった、というか。

私、この薔薇エンドのスチルがものすごく好きなんですよね。
ネリの表情がたまらない。
壱波の肩に甘えるようにしてしがみつくネリは、彼氏に甘える彼女そのものの顔をしているのに、この2人の間には「支配されるものと支配するもの」という関係性しかない。
この虚しさが、素晴らしく歪で、素敵で……うっとりしてしまいました。

だから、石ころと薔薇なら、こちらの方がお気に入りかな。

バッドエンドの、レジスタンスに加担して品位を落としたネリの石ころ降格が決定し「(石ころになる人間と友達だなんて耐えられないから)死んで頂ける?」と三ノ宮さんに言われて、壱波と無理心中を図る方も面白いとは思うのですがね。
(ただ、壱波と仲良くなるためになぜレジスタンスに入って元の自分を取り戻そうとするのかが、わかるようなわからないような感じで、この辺り完全にエドワードに誘導されてる感があってこわい)


お話のテーマ、人間の醜さを描いた部分はとても面白かったのだけれど、壱波が合わなさすぎて辛かったですね……(笑)久しぶりにガチで嫌いなタイプでした。
信念のないクズは私には支えられない。

柿原さんの軽い演技は大好きだからこそ、一層辛かったですね(笑)

鴉翅ちゃんで癒されてきますわ……(にやにや)

あ、そういえば、柿原さんの「ヘタに演じている壱波」の演技は素敵でしたね。
棒読みってわけでもないけど、感情がここにあらず、といった感じの壱波。
その表現の仕方が巧みだったなあ。



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