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神足町人妖譚~迷イ子ノ章~ 感想 [その他乙女ゲーム]











神足町人妖譚、迷イ子ノ章。
フルコンプでございますー!!

なかなかプレイする時間がとれなくて長さの割に結構かかったのですが、それもそのはず。

そこまで長くもないのに、エンド数が非常に多くてコンプリートするのに苦労しました。
まあそれはさておき雑感をば。


もう言うまでもないことですが、澪さんの過去作品「あさき、ゆめみし」と世界観が同じです。
しかし、「あさき」をプレイしていなくても十二分に楽しめる内容となっております。
「あさき」をプレイしていると「利光家」や「紫紋」という単語からいろんなことが妄想できるかな、というような感じですね。

シナリオのテイストも「あさき」にやはり似ていて、独特の、辛辣なツッコミや軽快なボケが冴える日常シーンと怪異に遭遇しシリアス戦闘……が織り交ざって構成されています。
雰囲気を出すために、非常に難解な単語で表現されている部分が多々ありますが、話の筋自体はシンプルなので解りやすい内容になっておりました。

ただ、次作への伏線なのか布石なのか、若干「?」と感じる部分が残されていたり、これはどういう意味なんだろう……?というエンドがあったりと、ちょっと謎が謎なまま残されている部分があり、それはそれで伝奇モノっぽくて面白かったですね(*´ω`*)

ただ、シンプルな話なだけに「怪異を解決する」ということしかお話としてはないので面白味にはちょっと欠けるのは確か(笑)ヒロインが守られ系(あさきヒロインは戦える退魔師ですが今作のヒロイン千世ちゃんは穢祓が主の補助系術者)なのも相まってしょうがないかな。

と。

まあいうても、やっぱり澪さんの作品、そこそこシナリオは面白いんですよね……。
今回はちょっと短いのでまだ表現しきれてないところがありそうですが。
これはもう安定している。
しかし。

毎度毎度、いつも思うのだけれど。
もうちょっとキャラクターデザインとかスチルに力を入れてほしい\(^o^)/


もう、ほんとそれだけですね。
何がダメとかではなく、やっぱりどうしてもなんか、そそられるものがない……(笑)
スチル背景とかもほぼないし……うーん。

と、もやもやしてしまうのでした!

それでは。
ざっくりとではありますが、キャラクター別ネタバレ感想になります。









☆御幸耀


退魔師であるにも関わらず、怪異や妖を真の意味で接したことがないことに「迷い」を持つ妹弟子を神足町に呼び寄せた張本人。
かつて「逢坂」耀であった彼は、「正義の味方になりたい」という自分の夢を追いかけて5年前に家を出ます。諸々あって「御幸」姓となるのですが、本人は自分の我儘で妹弟子に「逢坂」を負わせたことに罪悪感を感じています。

こんな風に書くとなんだか、ただの陳腐な理想を抱いたお兄ちゃんなのですが、彼はこの5年間でいろんなことを学ぶのですね。偶然出会った百鬼と世界各国を巡り、妖の業、人の業、世の中の不条理、現実と理想のギャップ、そういったものを知り、一回り大きく成長します。

彼もまたある意味で迷っている人物なんですね。
誰かのヒーローでありたい、誰かに必要とされたいという想いをずっと抱き続けている耀。
なんだかんだ文句をいいながらも神足町に必要とされていることが、彼にとっては救いでもあるようでした。
そんな彼の「ヒーローになりたい」という願いを叶えるかのように、死人憑きが湧くという怪異が神足町で起き、次第にエスカレートしていきます。


本編をプレイしている時はあまり感じなかったのですが、特典冊子を見ると結構お兄ちゃんがこじらせていることが解るんですよね。
逢坂家当主が、ヒロイン千世を耀よりも次代当主にふさわしいとしたのは、彼の興味が他に向いていたから、だったんですよね。その彼の自主性を尊重する意味で、当主は千世を後継者として選びました。

そのことを、耀は「家から必要とされていないのでは」と感じとり、さらには千世も自分を責めず、家をでることを引き留めなかったことから、誰かに必要とされることに固執していったようです。

そこまで知ってから、彼が見せる、千世ちゃんへの葛藤とか、千世ちゃんが自分のことを好きなはずがない、好意を向けられるのが少し怖い、というのはわかるような気がしましたね。
妹弟子を守りたくて、可愛くてしょうがないんだけれども、仲良くしたいんだけれども、踏み込みすぎたくない、甘い雰囲気を出されると躊躇してしまう、というか。

冗談ばっかり言っているキャラクターなんだけれども、ものすごく健全な精神を持つ紳士で、妹弟子を神聖視してるようなところがあるので(翠とは別の意味で)千世ちゃんの方から、ぐいぐいいく感じの恋愛でしたね。なんでわかってくれないの、っていう。
翠がイラつくのもわかるわ、ほんと。

また、向島さんが「願いを持つ」(攻略)前後で、エンドが分かれるのですが、お兄ちゃんに関してはスタンスがあんまり変わらないですね(笑)どちらにしても、過去の誤解(というほどのことでもないけど)を解き、やっぱり昔からお兄ちゃん(妹)が大好き!ってなる感じなので……。

なんだろうなあ……澪さんのゲームってどうしてもメインヒーローがなんかシナリオ的に不憫といいますかwww
予想通りの反応、予想通りの展開だったからか、そんなに残らなかったですね。

でも逢坂的に、一番「望まれた」形は、この形なのかな、とは思いますね。
達央さんのこういうキャラクターも個人的に久々で、楽しかったです(*´ω`*)



☆翠

ヒロイン千世が選び出した方相氏。片時も離れない相棒、使役鬼です。
壮絶な過去を持ち、運命に絡めとられて孤独な闇の中にいた彼に「方相氏」という役割と、二度目の生を与えたヒロインは、彼にとって恩人です。にも関わらず、翠は千世にあまり干渉せず5年間距離をとり続けてきました。
そんな彼と共にきた神足町。怪異を調査する中で、2人はようやく距離を縮め、さらには翠がずっと彼女に言えなかった嘘を告白します。

四維のものでなければならない、逢坂の方相氏。その姿は黒髪と金色の目を持つとされています。
しかし、翠は白髪に翡翠色の目。
そこからして自明だったにも関わらずあっさりと個体差だと認められてしまったため、彼はずっと自分が殺人、窃盗、略奪を繰り返してきた結果、疫病の原因として殺された、ただの「鬼」であることをずっと千世に告げずにいます。
もう二度と、あの孤独を味わいたくないという保身から、逢坂の方相氏として嘘をつき続けた翠。そんな彼に対して千世は「それでも私があなたを選んだのだから」と赦し、本当の意味での信頼関係を築いていきます。


今作品では、お兄ちゃんにがつがつ突っ込んでいくのは彼の役割。
クールビューティな使役鬼かと思ったら、かなり口の悪い(笑)地の悪さがだんだんと表に出てくるところはちょっと良かったですね。
特典冊子に「ロールキャベツ男子」とありましたが、まさに。
というかそれ以上の説明はいるのか?(笑)っていうくらいにがつがつくるのでちょっとびっくりしましたww

まあでも彼にとって千世は絶対的な存在で、彼女が死ぬとき自分も死ぬわけですから、全部を曝け出してもなお、私は翠が好きだよ、といってくれたら、もうね(笑)わああ主大好きすぎて自制がきかない!ってなるのも解る気がしますwww

翠の良さは、使役鬼でありながら、単に従順な犬ではないところかな。
忠誠を誓いながら、従順でありたいと願いながら大人しく繋がれているのだけれど、その「手綱」を自分で引っ張りながら「ほらほら、主、俺にいうことをきかせてごらん?」みたいなスタンスで攻めてくる……くせに嫉妬深く、涼しい顔で周囲にかみつきまくる。

ああ……(萌え)

なかなか進まない清い交際のお兄ちゃんに対し、翠は手を出すのが早くて早くて(笑)とりあえず自分のものにしておかなきゃ、といいますか。所有物は自分の方なのに、ですよ。ああ、大好きです、こういう倒錯してる恋愛。
まあ無意識に煽る主も悪よの。やたら部屋に誘う主(笑)
いやはや、松岡さんファンにはたまらない声色でしたな……。ヴィジュアルに反してなかなか低いのよね。



☆向島天遊

謎のミステリアスお兄さん。
耀&翠初回攻略時には怪異の元凶としてラスボス的な登場をするも、自分のターンがくると、とたんにちょっと天然入ったセクシーボイスお兄さんになります。

彼の正体は天人。
なんの試練も苦労もない天上ですごす天人は、死後は地獄に堕ちる運命にあります。
彼もまた、五衰の果てに地獄へ堕ちようとしていたのですが、「籠目一族」に引き寄せられて、神足町で迷い子になります。

彼の心が「空っぽ」である状態では「天を遊ぶ」という名の通りに、メイン攻略キャラ2人の願いを弄ぶような行動に、享楽的に及びます。
しかし、そうした「遊び」を繰り返し、倒されて死を経験するうちに、彼は自らの願いをもってしまいます。
耀の願いを知り、翠の願いを知り、そして千世の願いを知り、それに感化された彼は、自分も彼らのように何かを願いたいと思うようになります。

そうした「願いを持ちたい」という願いを、耀や翠は彼の死に際に知り、彼らもまたその天遊の願いを無意識にかなえてやりたかったという気持ちを持ちます。
やがて願いを叶える場所「神足町」は、そんな彼らの願いを聞き届けます。

天遊は、自らの幸せを願ってくれた優しい彼ら――千世が耀に、翠に愛されて幸せになる未来をただ望み「怪異が起き、死人憑きが跋扈する未来」が起こる可能性を自らつぶしていきます。しかし最終的には千世の隣に自らがいたいと願うまでになっていきます。


非常に恋愛としては難しいキャラクターだな、とは思いました。
どうしても、彼は「死」に近い存在だから、死んだはずなのに追加シナリオで、神足町にて再会する2人、そして結婚、というのを見せられてしまうと、個人的には「えー」ってなりますね(笑)

しかし、生まれながらにいて地獄行きが決定しており(天上はすべてがあるため、徳が積めない)なんの望みも後悔もない、心に何もない状態の彼が、周回ごとに耀や翠をうらやましく思って、ある意味で心が育っていき、彼を真の意味で攻略する時には、その心には切なさしかない、という素敵なキャラクターでしたね。

死を知ってから、初めて生を得た喜びを知る、といいますか。
この辺りが、なんとも澪さんらしいテーマだなあと感じました。

個人的には、飄々とみんなからの嫉妬を受け流すところが好きですね。
あとは、華を枯らす手に、ためらいもなく触れる千世ちゃんもとっても素敵でした。
千世ちゃんはこういう大胆さはあるよね……。

なにより、天遊さんは台詞がミステリアスな雰囲気がすごく出てて良かったですね。
難しい単語(仏教用語っぽいのが多い)に、敢えてルビを打たず、本心に近い言葉で言い換えてある感じはとても美しかったです。
あと中澤さんのお声がとっても合っていましたね。非常に心地よいトーンで惚れ惚れ。
天上人っぽい、というか、浮世離れした美しさがありました。



残りはハクアちゃんですが、彼女は完全に兄ちゃんを食う勢いでしたね(笑)
あの妙に俗っぽい感じがたまらなく可愛かったです(*´ω`*)

可愛いだけかと思ったら、なんか後に翠に殺されることになりそうな、やっちゃってるエンド(水槽で千世を飼う)もあって、妖としての一面もきっちり表現されてて面白かったですね。

あーと、は、そうだな。
とりあえずあかりは、マイノリティ、きのこ派ですよ\(^o^)/

ってな感じで、次回作も楽しみですねー!
次はウルリカや悟桐が出てくるのかな?(*^^*)

面白かったです!





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