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Code:Realize ~創世の姫君~(コードリアライズ) 総評 [Code:Realize ~創世の姫君~]




Code:Realize ~創世の姫君~ 限定版

Code:Realize ~創世の姫君~ 限定版

  • 出版社/メーカー: アイディアファクトリー
  • メディア: Video Game






① シナリオ ☆☆☆☆

スチームパンクの世界観を非常に大切にした、スペクタクル乙女ゲーム。

ヴィクトリア朝時代をモチーフとしたイギリスの絶頂期、さまざまなジャンルのスチームパンク系名作を彷彿とさせるような、スリル&スピード感のあるイベントを個性的なキャラクターたちが駆け抜けていく様子を、共通ルートからこれでもかとぶち込んでくる勢いの良さには非常に好感をもてましたし、わくわくさせてもらえました。

ただ、若干「乙女ゲーム」として考えると、恋愛過程を描いた部分が少なかったかなという印象を持ちました。
共通ルートの中で、どう「彼」に惹かれたのががいまいちつかめないまま、一番時を一緒に過ごしたキャラクターと恋をしていくので、その辺りの感触から、のめり込むまではいかなかったかな、と個人的には思います。

おそらく攻略を簡素化するために、結構な部分(特に技術的なことに関する説明)を省いて作られているように感じました。「魔法」と「科学」の区別をもう少し感じたかったです。私個人としてはシナリオが長くなってもいいから、世界観の演出のためにもう少しきっちり詰めてくれてもよかったかな、と感じました。


② スチル・ヴィジュアル ☆☆☆☆☆

乙女ゲームをプレイしてきて約4年、これほどまでに美しいスチルをみたことがありません。

それくらい背景、キャラクター、スチル、テキスト枠などのデザイン、メニュー画面……すべてが芸術的で素晴らしかったです。
もうなんも言えない。ため息がでるほどすべてが美しかったです。
普段は特にスクリーンショットなどはしないのですが、今回ばかりはたくさん撮らせていただきました。思わずVitaのスタート画面に設定してしまうくらいお気に入りの一枚が見つかりました。
また、今回とても差分が多いです。
どのキャラも表情が場面や台詞に合わせて綺麗に変わっていくので、非常に細やかだなと感じました。
キャラクターデザインは言わずもがなですが、このコードリアライズの世界観を作っているのは完全に「細かすぎるほど繊細に描かれた背景」だと思います。
カルディアの家から、サンの家にはじまり、駅に大聖堂に飛行船に宮殿……それはもう、むちゃくちゃたくさんの場面があるのに、あのクオリティ。
脱帽モノです。


③ キャラクター ☆☆☆☆☆

元ネタがある人物ばかりですが「乙女ゲーム」キャラらしくとても素敵にアレンジされていたように思います。
サブキャラクターにいたるまで、非常に個性が強く記憶に残る描かれ方をされていました。
どのキャラクターもそれぞれの過去とこれからの生き様をテーマにしたような物語です。
そこにヒロインのカルディアがどう噛んでいくか、というスタイルですね。

また、彼らが最初は利害関係からの集まりだったものが、「ルパン一味」して、チームとして一丸となって活躍するようになるところがこのゲームの楽しさだと思います。
そういった、攻略対象&サブキャラクターたちの絡みもしっかりとあってその点は好みでした。
エンドに関しては、全員攻略するまでルート攻略できないルパンが個人的にはトゥルールートかなとは思うのですが、それに負けない彼らそれぞれの生き方がきちんとどのルートも表現されていて、とても素敵でした。


④ システム ☆☆☆☆

攻略は非常にしやすかったです。
「創世の軌跡」システムというものを使えば、2周目以降はどの選択肢を選んでもお目当てのルートにどの章からも入れる、という親切設計。
若干この「親切さ」はゲーム性を考えるとどうかな、とは思うのですが時間のないプレイヤーにはとても遊びやすいものだと思います。
ただ、トロフィーコンプのためには周回プレイ必須になっていますね。
フルコンプ画像はオトメイト作品さんのファン、さらにはディレクターさん&メインキャラデザイナーさんのファンにはたまらないものになっておりましたので、必見です。


⑤ 作品の完成度 ☆☆☆☆☆

エンターテイメントとしては最上級だと思います。

減点方式で考えるなら、普通に減点すべきところが見つからない。そんなゲームです。
すべての要素において申し分ないと思いますので、絵や設定、スチームパンクの世界観に惹かれて気になるなあという方はプレイして残念だった、ということはまずないとは思います。

ただ、どうしてもお話の「好み」というものがプレイヤー個人によっては違いますので「絶対に泣ける!」「絶対にハマる!」ということは言えないですね。
かくいう私も、結構冷静に、客観的に「面白かったな」と思っているクチです。

プレイしていてとても楽しくはあったけれど、これまでメッセージ性の強い作品を作られるイメージが強いジョーさん&西村さんタッグの作品にしては非常に「娯楽」を意識した作品だなあと思いました。
敢えて、だとは思います。でもお二人らしい、優しい物語が根底にあるところはやっぱり味ですね。
これからもどんな方向性でも構わないのでお2人には素敵な作品を作って欲しいですね。

あと、オトメイトさんの作品はなんとなくなのですがVitaになってからものすごく「型にはめた」感が強い作品が多いですね。といっても数プレイしたわけではありませんが……。
プロットに作品それぞれの個性が感じられないというかなんというか……。
巧く説明できないのですが……。

ここまでのクオリティだからこそ、もうひと工夫ほしかったなあと思うのはわがままだとわかってはいるのですが、期待していたからこそ……というのがね、ありますよね!

いろいろと書きましたが、とても楽しめた作品でした。





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