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Code:Realize ~創世の姫君~(コードリアライズ) アルセーヌ・ルパン 感想 [Code:Realize ~創世の姫君~]


Code:Realize ~創世の姫君~ 限定版

Code:Realize ~創世の姫君~ 限定版

  • 出版社/メーカー: アイディアファクトリー
  • メディア: Video Game




コドリア、無事トロコンです!
お疲れ様でしたー。

あんまり初回感想と変わらないですね。
エンタメとしては珠玉の一本だと思いますし、オトメイトさんが超気合いを入れて(まあ気合入ってないゲームなんてないのだと思うのですがそれでも)満を持して発売した、みたいな感じはものすごく感じられて素晴らしかったです。

すべてにおいて最上級だと思います。
ほんと、マイナス面がそう、みつからない。

ただ、ハマるかハマらないかは完全に個人的な趣味の範疇なので難しいですね(笑)

私個人としては、面白かったけれどもむちゃくちゃハマったかと言われるとそうでもないです。
過去作ばっか持ち出すなと言われるとは思うのですが、どうしても、どうしてもね。

ジョーさんと西村さんの作品で一番好きなのは(というかオトメイトの作品で一番好きなのはでもいいな)と聞かれるとこの時点ではまだ即答できます。
夏空のモノローグです、と。

コードリアライズも申し分ない面白さでしたけれども、あの感動はなかった。
というのも、おそらくコードリアライズの4倍、いや5倍は攻略に時間がかかると思うんですよ、夏空は。
それだけ夏空は「周回プレイ」を大切に作られた作品だし、伏線の張り方、恋愛過程の描き方の丁寧さが光っていました。しかし攻略に骨が折れる。

しかし逆にコドリアは、非常に攻略しやすかった。
創世の軌跡システムも相まって、おそらくトロコンを目的としなければ、もっと早くプレイ出来た作品だと思います。それは「遊びやすさ」という利点ですね。

どちらも捨てがたい要素です。
ですから、どちらにもそれぞれの良さがあると思いますね。

まあぐだぐだとは総評で書くとして、今回はルパアンです♪
それでは続きから、ネタバレ感想です!





C'est le plus grand des voleurs, oui, mais c'est un gentleman.
Il s'empare de vos valeurs sans vous menacer d'une arme.
Quand il détrousse une femme, il lui fait porter des fleurs.
Oh, gentleman cambrioleur est un grand seigneur.
Gentleman cambrioleur est un grand seigneur.


せっかくここまで歌の歌詞縛りで冒頭初めてきたんで、無理やりもってきました(笑)
ルパンさまのルートは自らぱっと思いつくような、連想できるキーワードなどがなかったので、ググってみたら面白いものが。

アルセーヌ・ルパンのことが歌われた「泥棒紳士」というシャンソン曲がありましたので、ご紹介の意味も込めてその歌詞を一部引用してみました。
意訳としては、武器で脅さず盗み取る、花束で女をかっさらう、あいつは泥棒紳士、泥棒の中では一番の大した男さ、みたいな感じだそう。

まさに、ルパン像。
今作のルパンも、いろんな作品におけるルパン像に重なる男でしたね。
「泥棒は平和を愛す」ですなあ。


彼のベストエンドは、本当の意味で今作品「コードリアライズ」のトゥルーエンドだと思います。
ああ、カルディアは彼でしか救えない存在なんだなあとしみじみ思いました。
それが乙女ゲームとしていいか悪いかは置いといて。
こうしてアイザックとカルディアの再会が果たされないと、決して彼女がホロロギウムから解放されることがないんだなあと……、ねえ。

簡単に言えば、彼のルートはほんとうにそれだけ。
ルパン一味が一致団結して、アイザックの計画「Code:Realize」を白日の元に晒し、それを阻止する物語です。その過程で、カルディアを大切に想い始めたルパンが、カルディアをアイザックの手から必ず奪って見せる、という……なんというか、王道っちゃ王道すぎるほどのメインルートでございます!

ルパンは師の遺志を継いでCode:Realizeの阻止をもくろんでいるのですが、その延長線上にいたカルディアに恋をし、彼の目的の比重がだんだんとカルディアをアイザックの手から奪うことに変わっていく感じは、なんともルパンらしかったですね。



・Code:Realize

自称カルディアの弟フィーニスは、セントポール大聖堂の地下にある、アイザックの記憶と知識を保存した機械そのものでした。
彼らがこれまで出会っていた「フィーニス」は、その「本体」が血肉で作り上げた動く人形だったんですね。
だから不死だった。
フィーニスの目的はただひとつ。

彼に保存されたアイザックの「脳」を、カルディアに保存された永久的動力装置ホロロギウムという「心臓」をひとつにし、半永久的に、世界の統治者としてアイザックを復活させることです。

アイザックは永久的に世界規模の戦争が続くことを願いました。
それは常に科学の進歩が戦争と共にあったからです。
彼がただ望んだのは科学の進歩。
その向こうにあるのは「死者の復活」です。

人のために科学を追及してきたことが裏目にでて、彼は人から恨まれ、怖れられ、ついにはマッドサイエンティストとして濡れ衣を着せられて家族を失います。
そうした過去が、彼を科学に没頭させ、神の領域に手を伸ばすという幻想を抱かせます。

間違いばかりを犯し繰り返すばかりの人類を断罪するために。
超人的な知で科学を導く神となるために。
フィーニスとカルディアを使って行うジェノサイド。
それがCode:Realizeです。

このリアライズにはどんな意味が込められているんでしょうね。
人類の間違いを「悟る」という意味なのか、それともアイザックの夢を「叶える」という意味なのか……。

死者の蘇生。
ほんと、どんなフィクションでもこれだけは「決して手の届かない領域」なんですね。
そして、登場キャラクターが渇望するものであります。
ただ、家族の笑顔をもう一度みるためだけにここまでキレてしまったアイザックはとても不幸な存在ですね。
フィーニスとカルディアという実在した実の息子娘を「創り上げて」こんな風に計画のための道具にしてしまうなんて、ねえ。

まあこの辺りからアイザックさんが立木さんボイスで顎で腕組んでたら最高なのにとか思っ……。
カルディアが666体いるっていうとこからも、ねえほらねえ……。

いや!
違うそんな話はすべきじゃないんだ……。

個人的にはアイザックの思想はそんな驚きはなかったです。
たぶんここまで4ルート通ってくるとだいたい彼が何を目的としているのかはわかりますもんね。

ただどうしても解せないのは……どうして彼は「フィーニス」ではなく「カルディア」のホムンクルスを作ったんだろう。
いや、結局は彼にとって両方とも人形でしかないのは結果的にはわかるんですけれども、何故意志を持つホムンクルスは「カルディア」を模したのか、弟のフィーニスは記憶装置で、姿を表現できるのは「生体端末」としてだけなのかが分からないです……。
そのことを踏まえてフィーニスが「なんで姉さんなんだ!なぜ僕は父さんに愛されなかった!」というのであれば、本当に彼の悲しみは……。

死んでもなお父親のせいで苦しむなんてかわいそうで仕方ありませんね。
単にアイザックが適当に決めただけだったとしても……残酷ですね。
まあでも科学の人アイザックですから、彼らの遺伝子情報やら生前の彼らから性格的なものなどを判断した結果、なんでしょうね。
どこまでも合理的であったはずです。


・それぞれの戦い、それぞれの決着

このルートの素敵なところは、これまで通ったルート内容をすべて踏まえての、全員の戦いがきちんと描かれているところですね。
すべてが集約され、セントポール大聖堂の納骨堂の奧、パンドラの箱にたどり着く。
その演出がとても素敵でした。

サンはイデアとの決別のため。
フランとインピーは正しき科学の道のため。
ヴァンは自分からすべてを奪った者への復讐のため。
ヴィクトリアとレオンハルトはイギリスの未来を掴むため。
ドラクロワ2世は、前を向くために。
エルロックとアレスターは真に理解するものに出会うため。
ギネヴィアとオムニブスは、歴史を正しく導くため。

彼ら一同全員が、アイザックの遺志に導かれここに集います。
この、それぞれの「最終局面」が一気に押し寄せて、ラスト、カルディアの覚醒とアイザックの目覚めに繋がっていく感じはとてもドラマチックで、読むのが止められなかったですね。

ヴァンルートでは変にネタバレになったらアレだなあと思って触れなかったのですが、私がこのゲームに実はずっと期待していた「モリアーティ対ホームズ」がきちんと描かれていてものすごくうれしかったです。
ヴァンが彼を「プロフェッサー」と呼んだことで、ああ彼がモリアーティで、エルロックはそれをずっと追いかけているんだろうなと思っていたので、あの「真の理解者は君だったんだな」と言いながらエルロックもといシャーロックホームズにモリアーティが殺されるあの結末はとても、とても……!!
私好みでした。

やっぱりエルロック・ショルメの立ち位置は美味しすぎますね。

きっとAZOTH事件の件もわかった上で……と思うと、とんだ役者ですよね(゚∀゚)
バッキンガム宮殿で踊る幸せそうなカルディアとヴァンを、オペラグラスで眺めながらにたにたしてるに違いないんですよ……!!
くそう……!
大好き!!!!


・カルディアを救えるのは唯一この泥棒だけ

ルパンの過去は意外とあっさりしたものでした。
彼の師はCode:Realizeという機密を知り、そのことによって逃げ出した黄昏兵です。
彼は黄昏をやめ、義賊となり、その過程でルパンを拾うのですが、だんだんと義賊ではなく悪に手を染めていくんですよね。
それを見かねたルパンが、彼の師の組織の資金をちょろまかして、壊滅させてしまうのですが、やがて脆弱化した組織は他組織から狙われ、彼の師はルパンの望みも空しく、更生する間もなく殺されてしまうのです。

なんだったっけな。
使命のために死ねる人間と、死ねない人間がいる。生きるために逃げ出すやつはだめじゃない。それを責める資格は誰にもない、というようなことをルパンが言うシーンがあります。
彼の師は使命のために死ねない人間だった。
ルパンは前者ですよね。ルパンはかつて自分の師にそれを押し付けてしまった。
そのことが彼に傷を残してるんだなあと表現されている台詞があってそこはすごく素敵だなと思いました。

そんなルパンが「これが俺の生き様」と言わんばかりに、カルディアの動力エネルギーをぎりっぎりまでアイザックの器フィーニスに移して、すんでのところで引きはがす、という賭けに出るラストシーン。

この辺りはとてもルパンらしいですね。
彼にはそんな、意味の解らん装置の構造や成り立ちなんてわからない。
ただ、カルディアが力を、そこから精製される毒を持て余しているなら、生命活動できる分だけをカルディアの中に残してやればいいんじゃないのか。
と、シンプルに考えることが出来るところが彼の強みですね。

じゃあそれなら!!
カルディアからエネルギーもらって月へいったら、いい感じに消費されるんじゃない!?インピー!やったね!
とは思うのですが、まあねえ……(笑)
単純にごっそり一気に消費or吸収されればいいのか、アイザックとの融合だから為せることなのか、この辺はもやっとしますけど……まあしょうがないよね。
もう話の規模が大きくなりすぎてるからな……(笑)

そんなこんなで。
ルパンのみが、アイザックの計画を阻止し、カルディアから毒を取り除きます。

彼の思想を壊したものが、機械が反応しえない、前時代的な土くれのような火薬爆弾だったというのがよかったですねえ。
科学の進歩で見失われていくものの、象徴のような。

しかもカルディアはホロロギウムを失っているわけですから、きっと人並みに生き、そのエネルギーが尽きるとき人並みに死ねるんですよね。
だからこそ、真の王子様は泥棒紳士なんだなあと……思ったのであります。

はあうらやましい(*´ω`*)


あんまり乙女ゲームで真の王子様が決まっているタイプのものは好きではないんですが、まあしょうがないわよね。

ルパンだし。

あんな超絶美男子に「お嬢さんを盗みにまいりました」とか言われて手の甲にキスされたら落ちない女子はいないですわな。ほんま。
ええ声やしな。

いやー、もうあの目深にかぶらされた帽子ごしにキスされるとこはたまらんかった……。
あかり的ベストルパアンでした。あれ。


そうそう。
最後の最後になんなんですけど……。

あの……黄昏兵いるじゃないですか……?
鳥のくちばしみたいなマスクつけてるやつら。

ずっと疑問なの。

なんであいつらに催涙ガスとか閃光弾とか全部効くんだろう???

私も最近あるゲームから知ったのですが、ペスト患者を診る医師が感染を防ぐためにああいう格好をしていたそうなんですね。たぶんそこからあのデザインは来ているのだと思うのですが……この作品では兵士なのでねえ……。
何にも防げないんだったらなんのためにあんな暑苦しい……wwww
諜報部隊だから顔を隠すため?

もうちょっと黄昏兵頑張ろうよ……とお門違いのことをずっと思いながらプレイしておりました(笑)

無粋ですね。
うんでも、いいの……気になってたこともちゃんと残しておくの……(笑)


いやはや、面白かったです(*´ω`*)
今年最後の完全新作プレイが、コドリアで締めくくれて幸せでした。
ありがとう!




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