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幸の天秤(R18) 感想 [その他乙女ゲーム]




幸の天秤

幸の天秤

  • 出版社/メーカー: OperettaDue
  • メディア: DVD-ROM




地味に実は楽しみにしていた幸の天秤。
さくさくっとフルコンプでございますー!!

超楽しかった。
1ルート2時間ほどもあればいけるかなあと思います。
まあ、いちゃいちゃシーンでもだもだしてるともうちょっとかかるかもしれませんが……(笑)

蓋を開けてみれば意外と純愛な前作「越えざるは紅い花」とは雰囲気は変わり、もう一段、大人の階段上っちゃった感じがした今作。
短いけれども、非常に内容は充実しておりました。

Operettaさんファンの皆様ならご存知かと思いますが、こちらから出された「その愛は病にいたる」に出てくる2人に方向性は似ているなあと感じましたね。
ただ、こちらの方がより人間としての醜さが強調されているかな(笑)




自分のツイート引用すんなよ、って感じなのですが個人的に久しぶりにうまくまとまった!と思ったものだったので使ってみました。

本当に、クズとバカなんです……wwwww
同情の余地があるなしの問題じゃないんですよね。
ヒロインはビッチだし、もうどうしようもないや。

うん、でもまじめな話、なんでこんなクズになったか、バカになったかをクドすぎずに描き出す、operettaさんが大好きです。
あと、なんというか、そういう完全にオカシイ中にもどこか、一文、ひとこと、ちらりと彼の「本質」が見え隠れするところがあって、おもむろにそれを暴き出していくシナリオ構成がたまらないんですよね。
ほんと、面白かったです。

「幸の天秤」というタイトルは本当に言い得て妙だなあと思いましたね。
ある意味で、どちらのルートも、右左どちらに傾けても「失うもの」と「得るもの」があります。
人生における選択を「分銅」と見立てて、天秤にひとつ、またひとつと置いていく。
そのたびに、「どっちが私の幸せ?」とゆらゆらする感覚を存分に楽しむことが出来ましたね。


そうそう。
ひとつの物語を、ベストエンドルートだと、彼side、ヒロインside両方から楽しむことが出来るところも、operettaさんらしい演出だなあと思いました。
彼女しか知り得ないこと。
彼しか知り得ないこと。
その両方を知ったからこそプレイヤーが感じることがあったりして、非常に興味深かったです。

スチルもとても綺麗でしたね。
枚数もこの長さだとある方だと思います。
個人的には私は前作のおまめさんの絵の方が好きなのですがね……!
攻略キャラクターよりも、ヒロインが可愛かった印象が強いです。


攻略に関してなのですが、もしかすると輝ルートをプレイしてからでないと、玲人ルートにはいけないかも?!
これからプレイされる方はお気を付けて~★

それでは、ざっくりとネタバレ感想です(*^^*)



☆望月輝


玲人に復讐しよう、と幸に持ちかける人です。
彼のルートは簡単に言えば、復讐をするために「共犯者」となって共に生活し、レッスンとして身体を重ねるうちに情が湧いて好きになっちゃうルート。

……ものすごく自然。

眉目秀麗、お金持ち、無条件なまでに(ヒロインに対してのみ)優しい、家事も万能、さらには身体の相性は最高……となれば、もう何をためらうことがあるのか、というくらいのルートですね。
正直私も最初っから「もうこのまま別に輝さんに抱かれてハイ終わりでもいいかも」って思ってましたから(笑)
それくらい完璧な、現代版「白馬の王子様」です。

ただ、その「無条件」なところがこの人の恐ろしいところ。
人間、一番怖いのはある意味で「理由がわからない」行動です。
見返りを求められる、利用される方がまだ解りやすいかも。
彼は「(復讐を経済的にも戦略的にも助ける報酬として)好みの女性を毎夜抱けるなんて幸せじゃないか」と口では言っているのですが、やぼったい女を前に何を言っているのやら、と幸も呆れている通り、どこまで本心なのか建前なのかが全く読み取れない感じもぞくぞく。

さらに彼の場合、いつまでたっても「なんのために幸の復讐劇を手伝おうと言い出したのか」がわからないんですね。得体がしれない。
それが、本当に最後の最後までわからない。
輝さんの内側に踏み込み、それを受け入れて初めて分かる、というところが素敵でした。

単純に過去の自分と幸を重ね合わせて「手伝いたいと思った」というだけではないところがよかったですね。

ある意味ですべてを持っている輝ですが、その実彼自身は空っぽです。
幸が玲人にされたように、ボロ雑巾のように女に捨てられた過去を持つ輝。
彼はそんな境遇がそっくりな幸という「絶望」を拾い、自分がかつて拾われた真理子さんをまねて彼女に尽くし、その享楽的な性格さえも模倣して「望月家の末裔」を演じ続けてきました。

そうして無感情に望月家の慣わしにのっとっていたはずが、いつの間にか「復讐心だけでもう一度玲人に抱かれようとする幸」を許せなくなっていきます。
その様子が、少しずつ増えていく何気ないキスと、あれだけ気を付けていたのに避妊をしなくなる、というなかなか両極端な感じでじわじわと表現されていて、おっそろしいやらなにやら(笑)
なんともアンビバレンツでどきどきしました。

しかも玲人さんに復讐だと見破られて、やっぱり輝さんが好き!ってなったのに、その幸の言葉を信じられなくて「借金一億円をこさえた」と嘘までついて彼女の愛を確かめようとする輝さんは……やはりご自分でもおっしゃってますけど、クズですねwwwww

まあそんなこと言うまでもなく、こんなこと計画して実行させようとする輝さんはどんだけ正論を言ってもクズなんですけど(゚∀゚)
普通にその財力と包容力で「悪いようにはしないから僕にしときなよ」って素直に言えずに、幸をいろんな意味で試して試して試しまくるんですからねwwww

エピローグで、彼の心の動きを追えるようになっているのですが、考えてることと言ってることがだいぶ違っていて面白かったですね。
言葉遣いまで結構違うので、びっくりでした。
そんな「仮面」をかぶったままの僕を好きになってくれたのだから、と、幸と一緒になっても本性は明かさないままなのですから、この人始末におえないですねえ。
またそれをどこか幸も気づいていて見て見ぬふりをして幸せになろうとするので、たいした女ですね。
さすが「一度捨てた命だもの」と豪語するだけのことはあります。

バッドエンド。
輝さんが相当アブナイ人だということが表現されていて面白かったですね。
子供を作って幸を家庭に閉じ込めてしまえ、という目論見が実現できそうで何よりです(笑)


★篠原玲人


幸から形見の指輪とお金を貢がせてポイ捨てした張本人。
復讐される人です。

復讐される立場になってしまったけれども、実は復讐者でもある玲人さん。
幸と別れたのも、妻子持ちの上司に孕ませられた結果捨てられた末に自殺した姉の仇をとるために幸せになるわけにはいけなかったんですね。
幸にもらった指輪を失くしたと嘘をついたのは、精神的な依代にしたかったから。
それほどまでに彼にとって幸は第二の太陽だったんですね。

それを解ってしまえば、どこの馬の骨ともわからない男に、自分しか知らなかった最愛の人のカラダを開発されて道理の通らない憤りを感じる彼の心情も理解できますね。
ほんっと自分から捨てたくせに(理由はどうあれ)バカだなあ(゚∀゚)

いやあそれにしても「騙されているとわかっていても縋らずにはいられない」男のなんたる醜く惨めなことか……!!!!!!(笑)
姉を死に至らしめた上司の娘に復讐を誓って頑張れば頑張るほど、幸とのつかの間の逢瀬にたまらなく幸せを感じて、だんだんと彼女に対する依存心が強くなっていく描写には、もう笑うしかなかったですね。
バカだなあ(゚∀゚)

(輝から助言があるとはいえ)幸が赤子の手をひねるようにして玲人に対し主導権を握っていくことに高揚していくのですが、一方で「こんな男に騙されたのか」と感情が冷えていく様子も描写されていて、その辺りがすごく素敵でした。
バカな女だったんだなあと過去の自分を嗤いながら、バカな男に抱かれて演技をする幸の虚しさといったら、ね。
それでもハッピーエンドでは彼女の本質的な部分は腐らないままなんですから、幸の強さはまぶしいです。

最終的には嗚咽も漏らして泣きながら幸の足に縋り付いて「行かないでくれ」です。
あれには、あかりのどこにあるんだろ~♪なSスイッチがぽちっとされましたわよ……。
髭内さんのあのボイス反則。

ほんと、玲人さんってバッカだなあ……アハハハハ(゚∀゚)

このルートの醍醐味は「バカはバカでしかなかった」というところなんですよね。
変に改心したり、賢くなったりはしないんです。
彼が幸を得ることによって救われるのではなく、結局は幸が彼を救ってやったという展開がとても暗くて好きです。
だって、幸に許されたことで自分も許すかといったらそうじゃないんです。
姉の呪いから解き放たれたように見えた彼が実行に移したのは「上司の殺害」だったわけですから。

……(゚∀゚)(あえて言わない)

そして人ひとり殺しておきながらも幸に告白(懺悔か)しないまま、しれっと自分の過去のことだけを話してすっきりして、結婚式の控室でも勢い余っていちゃいちゃしちゃう玲人さん。

バ(以下略)

それだけならまだしも、輝さんに頼んで隠ぺいしてもらっちゃう幸も相当アレで、もうこのルート、バカばっかりでしたねwwwww

あんまり連呼してたらそろそろ怒られそう(今更)

それにしてもあのDVDの内容について多くは語られていませんが、END人魚姫のナイフを見ると……相当すごい内容なんでしょうね……。
お姉ちゃんの「あの現場」でも抑えたものなのでしょうか……。

普通のエンドでさえ「殺害」という選択肢を選ぶんですよ。
そこはDVDがあるのもないのも変わらないんですよ。
ただ違うのはなりふり構わず殺しに行くか、暗殺するかの違いといいますか。
……うわああああ(゚Д゚)

いやあ、玲人さんの醍醐味はやっぱり最初ドSで後半ヒロインの犬ってところが最高に楽しかったです。

あ、あと輝さん乱入~なエンドは、やっぱりあったなって感じで……(笑)
あそこの幸ちゃんは完全に壊れててイカれてて面白かったです。

バッドエンドといえば面白かったのは、幸の可愛い声色はかわらないのに、エンドによって180度違って聞こえるところですね。同じ甘えた声でも雰囲気ががらりと変わるんですよね。
ナァラの手塚さんも素敵だったけど、幸でまた違った魅力あるボイスを聞かせていただけたなあという印象。

素晴らしかったです。





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なな:さん

はじめまして、こんにちは。

エンケルの感想の頃からお邪魔してます。
今回の幸天の感想もとても楽しく読ませていただきました。

私、幸天をフルコンプしてから、なんだかずっと玲人さんの事が心に引っ掛かってまして、ぶり大根食べてるシーンとか見ながら「なんなんだろうなーこの気持ち」ってずっともどかしかったんですけど、こちらで玲人さんの事を「バカ」って書いてあったのを見て、あぁバカな犬ほど愛しいっていうか、そういう気持ちだったんだなーってあかりさんの感想のおかげですごく納得することが出来ました♪♪ヽ(´▽`)/スッキリ爽快です。

ありがとうございましたー

by なな:さん (2014-11-06 12:56) 

あかり

>ななさん

初めまして!こんにちは(*^^*)
エンケルの感想も読んでいただけたのですね、恐縮です。
こちらにこうしてコメント頂けてうれしいです!ありがとうございますー!

>あかりさんの感想のおかげですごく納得することが出来ました♪♪

うわあい\(^o^)/ありがとうございます!!(笑)
あんまりにもネタにしすぎたか……とちょっとひやひやしておりましたが、そういってもらえてうれしいです♪
ほんと、バカな犬って可愛いですよね(意味深)
ご主人様を勝手に裏切っておきながら、最後には捨てないでえええってなるところはもう可愛くて可愛くて(にやり)
幸天は2人とも大好きです☆

こちらこそありがとうございます!
また遊びにきてくださいませ♪


by あかり (2014-11-10 22:35) 

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