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あやかしごはん 木邑浅葱(あやかし編)感想 [あやかしごはん]

あやかしごはん、隅から隅までフルコンプです!!

ここまで来ちゃうともうねえ……。

分かってても、泣きました。


秋の夜長にプレイするのにぴったりな作品ですね。
若干たぶん人と泣きポイントがずれてるように思いますが、たぶんドコに感情移入するかによるでしょうねえ。
私は完全に吟ちゃん目線で楽しみました(*´ω`*)

おまけまですごく充実していて、とても楽しかったです。
あと印象的なのは、スチルの美しさですね。
枚数はとても少ないけれども、スチルの美しさには、もうため息がでます。


それでは。
ラストになりました。
真相ルート、浅葱くん。
ネタバレ感想です。


浅葱ルート、というよりかは真相ルートですね。

実はこの紅葉村は、吟が母を失った凛を引き取ろうと彼女の家に赴いた日、土砂災害によって壊滅しています。
それなのに、凛は実際にこの後8月31日に紅葉村にきて、あやかしたちとの生活を始めます。つまり8月31日以降の紅葉村は「幻想」だった、というのが真相です。

幻想の紅葉村は、たまたまその場にいなかった吟と、難を逃れた12人のあやかしと神様たちが「吟のために作った世界」でした。
吟が最愛の息子である綴を失った悲しみに耐えられず、彼は自分の寿命と引き換えに妖力を使ってこの「幻想の紅葉村」を12人のあやかしたちと共に維持するという覚悟を決めます。彼らは8月31日から、3月9日――綴の誕生日の前日までを繰り返すという約束を作ります。(死人は成長できない、という切なさを鑑みてのことなのでしょう)

ただ、神様はその考えの危うさを憂えて、制限も設けることにしました。
夢を繰り返すのは、吟の心の傷が癒えるまでにしよう。
なんとか納得した吟でしたが、繰り返せば繰り返すほど、彼の悲しみは深くなるのでした。

そして。
これになぜ浅葱が関係するかなのですが。

この「幻想」を作り出すためには、ずーーーーっと前から、それこそ紅葉村が形成されはじめてからどんな人がこの村にいて、どんな歴史があったのかすべて知っている存在が必要なんです。

紅葉村の「ソース」として抜擢されたのが、樹齢千年近くの桜の木です。
その桜の木の「記憶」を「妖力」によって具現化したもの。
それが紅葉村なんですね。

そうした強い願いをもとに生まれたのが「木邑浅葱」です。
彼は桜の木があやかし化したものだったんですね。

そういう仕組みの元に成り立っている「紅葉村」。
謡、詠、萩之介、蘇芳、真夏。
彼らと恋愛する「夢」があったりなかったりしながら繰り返してきた「幻想」。
そして、ついに。
「夢の終わり」に、唯一紅葉村外から来た「生きている」彼女は、彼を見つけるのです。


浅葱のルートは、ループを繰り返し力を使い果たして次第に枯れ始める浅葱が、凛に恋をしたことによって「特別な感情」を力にして動きだすルートです。

衰弱していく中で、彼は凛のために「過去改変」をしたいと願い、あがこうとします。
そうして彼が見つけたのは、少女編にもでてくる「くーたんの目」でした。
吟がかつて真夏からお守りとしてもらった石。
その石を過去へいって、詠と謡の目にはめ込んで、彼らの狛犬の力で土砂災害を予知できるようにすれば、紅葉村は壊滅せずに済む、という作戦です。
浅葱はみんなのために、と、凛に残されたわずかな「夢」の中で作戦を実行させます。
過去が変わった後、浅葱の存在がなかったことになることを伏せたまま。


個人的にものすごくツッコミたいのは。

過去跳躍できるんかい。

あれが、ただ浅葱たちの力だけでどうにかなっちゃったところがかなり解せないですね。

ならなぜ今まで誰もやろうとしなかったのか。
詠と謡の目が戻れば、紅葉村が守られる、というところまでわかってるんですよ、たぶん。
ここまで回りくどい「幻想」を作り出すガッツがあるなら、詠と謡の目を壊した子供を、壊す前にどうにかすることを考えなかったのかな……??

くーたんの目に関してはずっと凛の家にあったわけですから、凛が紅葉村にきて初めて解決策が見いだせた、ということはわかるんですが……。
それよりも「壊される前」に戻ればなんとかなるんちゃう???という……。

まあでもそのことに「このターン」で「はじめて」気が付いたというのであれば仕方がないんですがね……。
もうそこが引っかかってですね……正直、浅葱くんのグッドルートに関しては浅葱くんが「村を救った救世主として」消えてしまう切なさだけで完全に持って行かれているので、個人的にあんまり好きではありません。

あと、このルート(というかゲームだなたぶん)オトメイトさんのある作品(多大なネタバレなので伏せます、お分かりのお嬢様は絶対あの名作を最後までプレイされてる方ですよね♪)の感じにものすごく似ているので、初見ではないためか感動も薄いですね。

それでもなお、私は浅葱の悲恋ルートは号泣しました。

あれこそ、真実の物語だと思います。

ループを繰り返す紅葉村の中で、唯一異質な存在である「凛」。
その彼女こそが、この「夢」を終わりに導いた存在でもあり、救った存在でもあります。
ずっとずっと永遠に幸せな平凡な日々を繰り返すこの村の登場人物に「心の動き」を与えたのは間違いなく「凛」です。
そういった非常に生き物らしい感情を呼び起こしてきた少女にすべての登場人物がある想いを抱きます。
それは「愛おしさ」です。

凛のことを愛おしく思う。
ただ、その一点で共通した「紅葉村のみんな」は「彼女の命だけはこの夢の世界と一緒に終わらせてはならない」という願いを叶えてみせるのです。

そうして。
彼女はあの8月31日に戻ります。
記憶は逆戻りし、吟さんの申し出を受けようと彼女は紅葉村へ赴き、壊滅した村を目の当たりにします。彼女はその光景を見て一度は茫然とするのですが、前を向いて歩きだします。

というところで物語は終わります。


私はこのエンドがすごく好きですね。
なんというか、吟のための「夢」であったかもしれませんが、凛のための「夢」だったという取り方が出来るエンドだなあと思うんですよね。
だからこそ、吟は「夢」が危うくなるとわかっていながら、異分子の「凛」を村へ呼び寄せたんだろうなあと。
その、スミさんから託された想いを吟がしっかり受け継いでいて、そこもまた涙を誘います。

人間編であっても、あやかし編であっても、2人の「凛」はどこかでいろんな感情を抱えています。
それが、彼らと「夢」の中であっても、かけがえのない時間をすごしたことが、記憶を失ってもしっかり残っていて、しっかりと本当の意味で、一人で前を向ける女の子になるんですよね。

スミおばあちゃんが引き合わせた「出会い」が、こんな風に孫娘に繋がっていく。
そういう感動を呼び起こす締めくくりでした。

確かに悲恋です。
悲恋というより、悲しいエンドですね。
可愛い、かっこいい彼らの未来は絶たれてしまっている後のお話ですからね。
でも、それでも、記憶はなくても凛の中で確実にこれからも「生き続ける」ものなんじゃないかなと思うんですよね。


あと、このゲームでやはりものすごく泣けるのは、吟の綴に対する愛情ですね。
綴が真実を知るシーンが一番泣いたかもしれません。

僕のためだったの。
パパ、ごめんなさい。
僕のために死んじゃうの、ごめんなさい。

何度も何度もパパごめんなさいと泣きじゃくる綴に、綴のせいなんかじゃない!と初めて吟が強い口調で言うところも、ものすごく哀しかった。

あのシーンを見てから、「あやかしごはん音楽集」のジャケット。


あやかしごはん 音楽集

あやかしごはん 音楽集

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: honeybee
  • 発売日: 2014/09/26
  • メディア: CD




号泣。

なんてことだろうと思います。
もう言葉で表現できない切なさですね。
まさかこんなにこの、吟と綴の関係性で号泣できるとは思いもよりませんでした。


まあしかし、おまけシナリオや浅葱後のベストエンドなどでだいぶ補正されていて、そのあたりがやっぱりハニビさんだなあ(*´ω`*)と思ったのでありました!(いい意味でね!!)

あまりにも救われないもんね。
でも私はこのくらいのシビアさの方が好きですね。



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コメント 2

mayumiin

(*・ェ・*)ノ~☆コンバンワ♪
ワタシも先日やっとフルコンプしました!
同じく色んなところで号泣したゲームでしたヽ(;▽;)ノ
でも切なくて、あったかくて大好きな作品になりました[黒ハート]
音楽集のジャケット‥‥やばいですね。みたらまたうるうるきますね( ????ω???? )
by mayumiin (2014-11-08 00:59) 

あかり


>mayumiinさん

こんばんはー☆
はじめまして!コメントありがとうございます!

おお!フルコンプお疲れ様ですー☆
ほんと、素敵な雰囲気のゲームでしたよね!
ごはんをテーマにしたあたたかみをとても感じられる作品でした。

音楽集のジャケットはずるいですよね!
フルコンプした後だとぐっときちゃいました(ノД`)・゜・。

またぜひ遊びにきてくださいませ(*^^*)



by あかり (2014-11-10 22:39) 

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