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Enkeltbillet(エンケルトビレット) 仲谷恵感想 [Enkeltbillet]

ついに仲谷恵も終わってしまいましたヨー。
寂しいヨー!

あとは隠しルートだけになりましたが、本当にこのゲーム、夢がありますねえ……♪
全ルート、違ったタイプのシンデレラストーリー。
王道だけれど、新しい。
これぞ乙女ゲームだなあと感じております。

ひっさしぶりにここまで、回想したり、スチル見返したりする作品ですね☆

ああ、ほんま。
仲谷ずっるいわー……!


それでは☆
みんな大嫌いで大好きな(?)仲谷恵。
ネタバレ感想です!






サントニア王立建築大学の留学生である仲谷恵。
自分に厳しい故に他人にも同様に厳しい彼は、「あいまい」を愛する日本人が大嫌い。
常に敵愾心を露わにし、誰にも馬鹿にされないように、周りに自分を「ケイ」と呼ばせて。
海外で立派に生活している彼はそうして「自立すること」に極端にこだわっています。

そんな彼のポーズを悉く突き崩す存在が現れます。
それが、岡沢美鳥という、最も仲谷が嫌うタイプの日本人でした。

口を開けばケンカしかできない間柄は、いつしか気が置けない存在になっていきます。
そうした関係を育む中で、仲谷が「自分にさえも偽っていた本心」に気づく、というストーリーです。


★本物のカブキモノ、村川藤十郎

村川藤十郎がアーベスタに訪れた本当の理由は「恵に妻と離婚することを知らせるため」でした。
仕事はそのついでだったわけですね。(まあ増島の顔を立てたみたいだけれど、彼に恩を売るのは悪くないと思ったのでしょう)

成人している恵にとって、親の離婚は大して問題ではありません。
彼が父親側につくのか、母親側につくのか。
どちらを選ぶかによって、彼の人生は大きく左右されます。
そのことをわかっていて、父親は恵に二択を迫ります。


しっかし、とにかくこのお父さん。

ある意味でとても幸せな人ですね……本当に。
彼は彼なりに苦労してきたのしょうが、あらゆる人を思い通りに動かしてきたんですね。

ものすごく温和な雰囲気を持つ紳士な藤十郎さんですが、おそらくこの中でも一番「目的のためには手段を選ばない」タイプの人間だと思います。

「村川藤十郎」を襲名するために、妻恵子と結婚し、2人の息子を授かり、跡取りの心配がなくなったら「(君には君の夢があるから)もう自由になっていいよ」と離婚を提案。

2人の息子には、幼い頃から歌舞伎界のサラブレッドとして稽古に次ぐ稽古を強いて芝居を叩きこみ、彼らが通う学校もお金で黙らせて、いつかくる「村川藤十郎の襲名」に備えるためだけに教育を施します。

彼の、そうした歌舞伎道への執念ともいえる思いが、家族までも思い通りに動かしました。
さらに彼のすごいところは、そうして彼らにしてきたことを「エゴ」だと言い切ってしまうところですね。

そして、恵に。
そんな親のエゴをも超えて見せろというんです。


さすが、親です。
恵の性格は百も承知ですね。

ずるいです。

きっと、彼はわかっていたんだろうと思います。
恵とどう向き合えば、彼が役者として戻ってくるのかを。
だからこそ、私はどこか悔しかった。
結局は見えない首輪をつけられて放し飼いにされてたような気がして、ね。
役者の道こそが、彼にとって望ましい道であり、最善の道だったということが結果的にわかっていても、です。

個人的には、なんでそこまでするんだ、そっとしといてやれよ、と思います。
ストイックで努力家な恵なら、きっとどんな分野でもある程度の成功を収めると思います。
家具職人、大いに結構じゃないか。
アーベスタの地で、のんびり家具作って暮らしたってそれはそれでいいじゃないか。
恵を一人前の役者にしたいなんて、そんなの単にあんたの都合じゃないか。
何度そう思ったことか。おそらく恵もそうでしょう。
それでも、恵は結局「役者の道」を選びますけどね。

藤十郎はまるで亡霊です(生きてるけど)。
恵に染みついた「役者としての自分」を揺り起し、わざと畳みかけるようにして彼の反骨精神を利用する。
そうして「あるべき道」に引き戻されたことは、恵自身もきっとわかっているんですよね。
その上で、彼はそれを受け入れます。

だってきっと両方とも、やりたかったことなんです。
留学することはひとつの「逃げ」だったんだ、という結論に結局は誘導されていますが、「逃げること」だけのために、留学先でトップクラスの成績を収められるほどの熱意をもって勉学に励むことができるでしょうか。それ以前にそこまでの語学力を身につけることが出来るでしょうか。
帰国日に、美鳥ちゃんに「もう逃げたくないんだ」と語る恵ちゃんに、逃げたんじゃない、よく頑張ったよ……!といってあげたい気持ちでいっぱいになりました。

妙なところで、どうしようもない切なさに苛まれるあかりさんでした……。
それにしても単純な、襲名に関わるお家騒動かと思いきや、いい意味で裏切られましたね。


★あまのじゃくな「めぐみ」ちゃん

彼のルートはまさに「大人の階段のーぼるー♪」って感じでしたね。
出会った当初はお世辞にもイイ男とはいえない恵ちゃんが、ラストシーンではものすっごくイイ男に見えるこのマジック。

マイナスからのスタートなので、そりゃあもう、ねえ……!

恵は最終的に「受け入れること」で心の折り合いをつけます。
それはラストで「めぐみ」という呼び方を受け入れるところでも表現されていますね。

幼少の頃から、芝居の稽古しかさせてもらえなかったこと。
まともに学校も行かせてもらえなかったこと。そのせいで友達もできなかったこと。
特別扱いばかりされてきて、「本音の付き合い」なんてなかったこと。
それに嫌気がさして、芝居と同じくらいやりたいことを必死で見出して、「村川」から逃げ出したこと。
そうして弟に「襲名」を、事実上押し付けたこと。

そんな過去をすべて受け入れ、彼は自分にきちんと問い直すんですね。

すべてが他人のせいだなんて思っていないはずだ。
すべてが「村川」のせいだなんて思っていないはずだ。
「村川」の息子であることから学んだことはたくさんあったはずだ。
「村川」の息子である自分だからこそ、そこから逃げ出そうと足掻いた自分だからこそ、出来ることがあるはずだ。

そんな思いから、最終的には「これまで歩んできた人生、すべてが無駄じゃない」と言えるようになる恵ちゃん。

もう、私、お母さんの気分でした。めぐみぃー!

また、プレイヤーですら気づかない「恵の本心」、つまり実は役者志望であることなのですが、これが本当にラストにならないとわからない構成になっているところもすごく良かったですね。
まさに美鳥ちゃんと同じ気持ち!

ホント、天邪鬼な恵ちゃん、わかりにくいです。

コンタクトに変えるところが、おそらく彼の迷いの表れというか。
役者を目指すことになることの伏線なのでしょうね。

彼は本当に自分が考えていることを口にしない人なので、理解されにくい人ですね。
誤解されやすいのもうなずける。
自分の中で、ぜんぶ答えを出してしまう。
役者になることも、そのあとの、一人前になるまでは美鳥に会わない、というのも、そうでしたね。

全部自分で決めてしまう。

そんなところは、すごく父親譲りだなあと思いました。
そういうストイックさが、素敵なんだけどね、恵ちゃん。

また、そうして自分を受け入れる覚悟が出来た恵が、また父親とホテルの問題から逃げ出そうとするアレックスを真剣に咎めるところも、胸にささりましたね。
アレックスと恵は、どこか美鳥と咲の関係に似ていますね。
彼らの友情にも、とても心動かされたルートでした。

余談ですが、宿泊費をみんなで払い合いしてるのには笑いました(笑)
ほんと、みんな表だって助けるのは嫌だけど、裏ではすっごく気にしてるのねwwww

素直じゃないんだからあ♪(特に日本人)


★「会っても無視しろよな」から「好きだよ」まで

一体何がどうしてこうなったのか。

教えて仲谷くん!!

あの時どうして手をつないだの。
あの時どうして抱きしめたりしたの。
あの時どうして踊ったりなんかしたの。
あの時どうして。

キスしたのーーーー!!!!!????

と、絶叫したくなることウケアイの仲谷プレゼンツな恋愛イベントの数々。

ありがとうございます……!!!
ありがとうございます高木さん!!
私、これであと半年、萌えに事欠かないでしょう!!!(笑)


と、冗談はこのくらいにして……(本気だけど)

彼は、客観的に見ると滑稽ですね。
美鳥の、無知なくせに、何でも首を突っ込みたがるところを嫌いだ嫌いだと罵っていたくせに。
彼女が「彼を本当の意味で知らない」ことに救われ、さらには彼女の「遠慮のない態度」を愛するようになるのですから。

はじまりが、何の打算もないケンカなところがいいですね。
村川藤十郎に先に出会っていたら。
初めての出会いが「村川藤十郎の息子だ」と紹介されてからだったら、きっと違っていたハズ。
どこの誰かもわからない、たまたま出会った留学生と観光客。
その関係性のまま、本音や本心をぶつけまくって、思わず手がでるほど喧嘩した、あの最初があったからこそ。

ある意味、恋のきっかけは錯覚に近いかなとは思います。
だって、これ以上悪くなりようがない関係だから、なんでも思ったこといっちゃえ!遠慮なんかしねえぜ!喧嘩したら「乾杯!」でハイ終了、なんて簡単、ってお互い思ってたのに、いつのまにか、その「遠慮のなさ」「2人のルールで、お互いを許し合える関係性」がかけがえのないものになってしまったわけですよね(笑)

ほんと、高木さんはこういう難儀な子を生み出すのがお上手です……(雅とかアクトとか)

恵ちゃん、意外と論理で攻めてくるタイプかと思ったら、さすが役者の息子。
実は感性の人で、感覚的に美鳥を求めます。
頭で考える前に動いちゃう人で、そこがまた魅力的でしたね。

最初の手を重ね合わせるところでも、もうなんなの恵ちゃん、なんなの、と思いましたけど。
キスの件は最高に萌えました。

話の途中でおもむろに眼鏡はずして。
「キスしようと思って」
には、もう乾杯……違った、完敗ですwwwww

しかもあのキススチル鏡越し、っていうのもニクいですよね……。
すっごく素敵でした。
この後倒れ込んで、とかいう最近と乙女ゲーだとやっちゃいそうな展開もなくてよかった。
ほんと、よかった。
さらにこの後、お互いの部屋に帰っても、ずっと眠れるまで他愛のないメールを送受信し合ってるのが、またもう……!!!
ほんと、若いな……♪

まあ。
まとめると、すごく小悪魔的デスネ。
これが初恋で出来るところが、仲谷恵の末恐ろしさを物語っていると思うのですが、これをお読みのみなさんはいかがでしょうか?

俳優にして正解だわ。
離婚前にファイナルアンサーしにいったお父さん、やり方はいかがなものかと思うけど、ナイスアシストだわ、とか思うのも本心です(*´ω`*)


★非情なる時の流れと、約束のニューヨーク

メグは、個人的にエンドの流れがめちゃくちゃ好きです。

というかやっぱりこのゲーム、空港でのお別れイベントが最高にいいですね。

帰国前に向かい合って、手を取り合って。
泣きだす美鳥ちゃんに向かって、恵が優しくつぶやきます。

「……好きだよ。たぶん」

この後に及んでまだそんなこというのかお前はたぶんは余計なんだよ仲谷のバカァー!……って思いながらも気づいたら私もうわああ泣いてました(笑)

彼は本当にストイックですね。
そのストイックさに振り回される美鳥の身にもなってほしいと思うけどwww

役者として成功するまで、親父に認められる役者になるまで。
絶対に美鳥には会わない。
再会する時は、ニューヨークで。
その時に美鳥は、英語で恵と話すこと。

そんな目標をお互いに立てて、2人は別れるのですが、ここからの時間経過がものすごく切なかったですね。

だんだんと売れて、映画で主演(しかもハリウッド的な感じだよねあれ、字幕とか日本語吹き替えとか書いてたもん)をはるような俳優になった恵。
その成功の証である宣伝広告の前を、複雑そうな笑みで横切る美鳥。

そうして5年という月日が流れて、お互いにその約束の記憶が薄れていくわけですが、父親に映画を褒められたことをきっかけに、仕事に忙殺されて忘れつつあった根底にある目的を恵は思い出し、2人はクリスマスに再会を果たします。

いやーん、もうなんなのこの2人。
エミルも相当プラトニックだなと思ったけど……。

上には上がいた。

若干、2人の中でお互いが美化されてるような気がしないでもないですけど(笑)
5年のうち1年くらいは音信不通だったみたいだし、この間が逆に気持ちを盛り上げたのかなwww

うんでも、結婚してからもお互いに恋愛してそうですね、このカップルは。
そこがなんとなくうらやましい限りです(*´ω`*)

それにしても、なんでこんなにミスターマスジマはかっこいいのでしょう。


……いやまあそれはたぶん隠しルートで大いに語るんだろう、私は。



余談ですが恵ちゃんは、やたらとあの「一回のキス」にこだわるシーンが多くてものすっごく面白かったです(笑)
キスが原因で喧嘩しちゃって、みんなにキスしたことがバレちゃうところとか、初めてだとかそうじゃないとかで、やたらごにょごにょしたりとか……もうあんたたちいい加減好きだって認めなさいよ、ってこっちがいたたまれなくなりますねwww

いやー、素敵でした。

そういえば。
私、ラストのラストまで慣れなかった。

仲谷恵―黒縁メガネ=違和感。

……あっ、イタい!
ごめ、ごめんなさい!!
私メガネある方が好きです、アイラブめぐみちゃん、ウィズメガネ―!!

もう、結婚式@リュースの仲谷、別人だよ……(笑)
誰、あんなにかっこよくしちゃったの!
私あのちょっとダサい感じの仲谷が好きだったのよ!!wwww
俳優になったからって調子にのっちゃってさあ……もう……。


……。

……。

……。


大好き!!!!!



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