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Enkeltbillet(エンケルトビレット) 高階修平感想 [Enkeltbillet]





うわーん!!
捨てキャラのないエンケルトビレット、素晴らしい。

高木さんのゲームは、カヌチ→華ヤカとプレイしましたが、個人的に今作品が一番好きですね☆
バランスがいいですね、とっても。
やりこみ度はもちろんカヌチ>華ヤカ>エンケルなのですが……ね。

やっぱり高木さんゲー全部プレイするためにも、私はデスコネの扉をあけるべきですよね……www


それでは。
高階修平ルート、ネタバレ感想です☆






ニチオ株式会社という、誰もが知ってる(おそらく情報電子器機系の)大会社の代表取締役。
仕事人間で、仕事以外には心も身体も動かさない、そんな面白味のない男33歳独身です。
「壁が高ければ高いほど燃える」タイプ。
男としての見栄えもよく、英語以外の言語はもちろん、ダンスから料理まで何でも出来るハイスペックな中身を持ち合わせているのに、「恋愛は仕事の邪魔」だと思っているどうしようもない人です。

そんな彼は、このアーベスタに、他企業の吸収合併やら、ニチオの会長を第一線から退陣させる計画のために来ており、いわゆる社長としての正念場を迎えています。
その一方で、旅先で出会った女子短大生に「なんのために仕事をするのか」を見つめなおすきっかけを与えられるというストーリーです。


★高階修平の「目的」と上林の「仕事」

彼のルートは、非常に複雑ですが、端的にいってしまえば、会長を辞任させようと追い込んだのに、ツメが甘かったために逆にしっぺ返しを食らい、自分が解任させられてしまう、というような結構辛いストーリーでした。
ただ、このどこか一筋縄ではいかない切なさに、美鳥ちゃんの入り込む余地が生まれたような気がして、とても感慨深いものがあったり、なかったり。

修平とジムは、同じ「目的地」を目指してはいないが、方向は同じなので手を組んだ、というビジネスパートナーの関係性です。一方で、増島こと上林は、修平が自分の「作戦」を実行するために起用した、いわゆる「軍師」的な役割にいる人ですね。

彼の交友関係には、桑名もそうですが友人でさえも基本的に利害関係の絡む人たちなんですね。
だからこそ、何の損得もなく突っかかって来る美鳥ちゃんが「かけがえのない存在」になっていくのだと思いました。

まだ、このルートだけでは、いまいちジムと上林の間にはどのような裏話があるのかがわからないのですが、このルートをプレイすると、「添乗員:増島」とは仮の姿であり、さらにジムには「上林康孝」という名前で認識されていることがわかります。(これも偽名かもしれません)

修平VSニチオ会長、という図式でありながら、そのバックについている「増島」VS「増島」の祖父の戦いである、ということが仄めかされていて、これは隠しルートが楽しみですねえ……www
また、外交官試験に合格していた修平を心変わりさせニチオに入れた、その経緯を「作った」のも増島さんみたいですけど、ほんとこれ、どこまでが「偶然」で、一体なんのためなのか……すごく気になりますわww


高階修平の設定は、仕事人間でとてもドライな人という印象を与えがちですが、実はものすごくアツい人です。
彼は、会社のお金を私物化する会長に非常に憤りを感じていて、虎視眈々と引きずりおろすタイミングを見計らっているのですが、この「会社とは社員のもの」という精神が節々に現れていて、その点がとても魅力的な修平さんでしたね。

凄く俗っぽくいっちゃうと、非常にケチなんですよ、修平さん(笑)

鞄もない、何もない美鳥ちゃんがアルバイトで稼いだお金で何か買っている時でも、これを買えよと命令するだけで、ビタ一文くれない……!!!www

でも、そんな厳しい人だからこそ、自分の出張費もある意味で「横領」なんじゃないかって悩んじゃうんですよね。
そういうところがとってもリアルで、素敵でした。


★目標を達成することよりも大事なことは「過程」

修平さんは、ジムがCEOであるルミアを吸収合併し、さらには会長を追い込むことにも成功して(一時的にだったわけですが)「目標」を失ってしまいます。

彼は自分が社長である「意味」を、求める人です。
幼い頃から優秀な兄と張り合うようにしてここまできた人なので、それが癖のようになってしまったのか、もともとの性格なのか。

「まるで傭兵のよう」とジムに称される修平さんですが、まさにですね。
仕事に自分の生きる意味を見出しているようで、そうではない。
自分のために仕事があるのではなく、仕事のために自分があるというのでしょうか。
そんな、少し屈折した生き方をしているんですよね。

ジムに、美鳥に「修平にとって仕事とは何なのか」を問われ、答えに戸惑う修平。
そこではじめて彼は、自分の生き方を見つめ、ジムの人生観を理解しようと努めるようになります。
そして、やたらと面倒事を持ち込む美鳥を通して若い頃の自分を思い出し、「自分はいつからこうなってしまったのか」を振り返り始めるんですね。

はっきり言って、美鳥が修平に与えるものは「無駄」以外の何物でもありません。

行くあてのはっきりしない小旅行。
リターンのないプレゼント交換。
出来もしないビリヤードへの誘い。
意図のはっきりしない待ち伏せ。

しかし、そんな美鳥ちゃんの、無駄で些細な、何気ない言葉やハプニングまじりの提案に付き合う中で、修平は「過程」の大切さを実感し、少しずつ心を動かされていくんですね。

「過程が大事」だという考えは、まさに恋愛のことだと私は思います。
この場合「結果=美鳥と付き合う」なのですが、それだけがすべてじゃない。
彼女を叱ったり、怒鳴ったり、時にバカバカしくて笑ってしまったり、思わず手を差し伸べてしまったり。
そんな「過程」があったからこその「結果」なのだ、という、至極簡単なことにゆっくりと気づいていく修平の変化の描き方がとても秀逸でした。


★明日になればもう会えない、ファーストクラスにいる彼は

帰国当日に、ニチオの会長からやり返され、社長としての立場が危うくなる修平。
そんな彼を成田空港で待ち受けるのは、おそらくマスコミの大波です。
簡単にそんな姿が予想できるにも関わらず、ただの短大生には何もしてあげられません。
美鳥ちゃんは、告白もされてないにも関わらず、ただ好きかもしれないという気持ちを抱えながら、彼の連絡を待つことを決意します。

美鳥ちゃんのね、このなんともいえない「ああ好きなのかもなあ」っていう感じと、帰りの機内の修平さんの姿。

あかりはもう……胸がいっぱいです……!!!!

エコノミーで眠っている美鳥ちゃんにわざわざ会いに来て、毛布三枚CAさんにかけさせた後での「寝顔はやっぱりガキだな……おやすみ」がものすごく、修平の台詞一、優しくて、甘くて、涙腺が思わず緩みました。

卒業式にはいけたらいってやる、でもそれで会うのは最後かもな、という言葉に、どこか「きっと(この恋を成就させるのは)無理だろうな」とシビアに考えている修平さんが滲み出ていて、そこもまたじーんときちゃいますよねえ。

そして、有言実行、まだ告白もしてないくせに、卒業式の帰り、美鳥が街中で一人になったところに現れて不意打ちにキスするんですから(ずっとタイミング見計らってたってことでしょ?)ほんと、この人、計算でやってんのかな、って思うくらいカッコよくて、ほんとマイリマシタ……。


★恋を繋ぐ「ビジネスマナー入門書」

私、個人的に中盤で修平さんが美鳥ちゃんが自分の会社の系列に内定もらってることを知った時に「帰国してまだお前のことを覚えていたら、1年後にマナー本を送ってやるよ」というシチュエーションが、とても好きです。

この「本を送る」ということの意味が、修平さんの状況と気持ちの変化によってルート内で変わっていき、最終的には帰国後、美鳥ちゃんと修平さんとの恋を次の年へと繋ぐかのようなアイテムとなっていくのが素敵ですね。

今までは必要としなかった「仲間」と共に、ニューヨーク支店長からもう一度あの場所へ、今度は「会社」のためではなく、「自分」のために戻ろうとする修平さんにとって、すべてのはじまりがアーベスタでの出来事であり、美鳥との出会いだったということが感じられるエンドの流れも大好きです。

あの、ざっくりとしたプロポーズもものすごく彼らしい。
不安なんだったら、これ渡しておくから、とぽんとエンゲージリングをコーヒーの上に……っていう(笑)

そして、ここにきてようやく聴けるいい声の「愛している」ですよ!

なんてもったいぶるんだ……!!!修平さん……!!

たまらん……!!!!

ほんと、それにしても修平さんには楽しませてもらいました。
美鳥ちゃんにネクタイ押し付けられてどぎまぎしてるとこもよかったし、いきなり「小さな目標を立てて息抜きしよう」という美鳥ちゃんの提案にウキウキ、10人前もペペロンチーノ作って腕前披露しだす修平さんも、すっごく意外だったし、マーガレット・ボールでダンスの時も、超嫌がってたくせに、途中から授業みたいになってて(この辺が勇を彷彿とさせるのかも)ほんと、細かいイベントも楽しかったです。





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ココロ

はじめまして、あかりさん。私はココロです。
えっと、中国人なのだから、私の日本語はあまり良くないです。これでも一生懸命、辞书をひいて、書けでいます。もし若干のミスがあれば、とうか御許しください。

「華ヤカ」シリーズから高木さんのシナリオを好きになって、amazonで「エンケルトビレット」を予定した、つい先週で届きました。総計のプレイ時間はもう67時を掛けてる。それはもう~本当に面白かった!やっぱり高木さんは進化しましたー√の感じ!
そして私はネットで検索すると、こっちの乙女ゲーマはあまりこの作を興味は無かったです、ショボーンー(;w;)。
だから、こうして、「エンケルト」の感想を書けてるのブログを探してます。2ちゃんのスレも全部読みました、大満足です!

あなた様の感想はとってもこまやかて、読むと感動して、たまらなくになった。本当に「エンケルト」が好きなー、の雰囲気が出てきました。私も同じです!「エンケルト」と出会いで良かった!そして、どうしても、「コメントを書かなきゃ!」の気持ちが躍る。

私の攻略順番は恵ちゃん>クリスチャン(本名が面白すぎて爆笑ましたw)>アレックス>社長>エミルは今攻略中
一番好きのルートはやっぱり恵ちゃんね!恵ちゃんかわいい!
あかりさんの恵ルート感想は楽しみにしています!

社長ルートはちょっと親子っぽいですね。社長はなんどもなんども「ガキ」「ガキ」という言葉を喋れると、さすがにおっさんの感じが出てきたなw
袴を着てるの美鳥ちゃんの背中は綺麗です!私はそういう卒業式を憧れているなー
社長の突然のキスもwwwwいつからそういう関係になったの?!

この社長の雰囲気が正様を似てるなーでもすごくケチ!割り勘だっと?!見損した!(笑)
あと、彼は桑名を頼りすぎじゃない?桑名は大変だなww
(もし増島さんと桑名さんが手を組むすると、世界を手に入れるが出来るかも!)
美鳥ちゃんとの一年後本を贈れの約束、この部分私も好きです!実はマナー本じゃなくて恋愛指導本の変化もww

飛行機内のさよならシーンとスチルはすごくいい!涙が出てきた!
毛布三枚!こんな些細の、微笑ましいの甘い所は高木さんの上手い処だね!好きだわ~

私は美鳥の一歳年上なので、来年も卒業だね。彼女の世間知らずと子供っぽいの性格が分かるなー。もしかして私は彼女以下かもπ__π
(あ、でも、話の途中で逃げるはしないよ、悪い癖だと思う。)
だからこそ、美鳥の成長を見ると、私も成長しなきゃーの気持ちが出て来る。
高木さんの作品人物はいつも成長している。恋愛は作品のすべてではなく、お互いに理解し合う、一緒に人生の旅を歩いていくこそ重要なんだ。そういう点はすごく好き!

長いコンメて、語法もあまり自信がなくて、読み難いなら本当に申し訳ございません!


by ココロ (2014-08-29 12:47) 

あかり

>ココロさん

はじめましてー!!!ココロさん、こんにちは!!
ものすごく作品を愛していることがわかるコメント、すごくうれしかったです!
私の方こそ、わかりにくい言葉を使用していて、わかりにくかったらすみません!

とっても日本語お上手で、ココロさんが言いたいこと、伝えたいことがすごくよくわかりました。
ちっとも「よくない」じゃないですよ!
こちらこそ、中国語でお話できないことを申し訳なく思っております。

華ヤカから高木さん作品のファンなのですね!
あちらもドラマティックで面白いですよね!でも、ココロさんの「進化した」という言葉、私も同感です。
高木さんの作品は、だんだんとシンプルに、伝わりやすいものになっていますよね!

>こっちの乙女ゲーマーはあまりこの作品に興味がなかった

確かに(笑)
こちらではあまりプレイしている人が少ない印象です。
日本ではPSVitaがそろそろメインになりつつあるみたいなので、PSPの作品となると少し買うのをやめる人もいるみたいです。

ココロさん大好きな恵ちゃん、プレイしましたよー!!
素晴らしかったですね!(そちらで語っていますので、よかったらまた読んでくださいね♪)

社長さんは、親子みたいwww
確かにそうですね!ちょっと年が離れていますものね!
私はどちららかというとエミルルートに親子みたい、を感じたのですが、ココロさんはどうかしら?

そうね!正っぽいところもありますね!ケチなところもそっくり!(笑)
社長ルートはあえて「言葉にしない」ところが、私はとても好きです。
なんというか、この2人は最初から夫婦のようですよね!
夫婦漫才(めおとまんざい)やってるみたいな雰囲気が私は好きです。
そんな雰囲気が「言葉はいらない」につながっちゃうのかな、と!

私はどちらかというと、美鳥より修平の方が年が近いので、彼があっさり、女子大生に落ちるところを見ているのが楽しかったですwww

本のシーン、素敵ですよね!
私も大好きです!恋愛指南書が増えるのも、本当にいいですよね!!

飛行機内のシーンも、彼だけ特別で素敵でした……!
三枚もかける、ということろがホント、高木さんの良さですね!
三枚もかけたら、あついのにwww
そこに修平の可愛らしさが出ていますよね。

ものすごく同感です!!!!

ココロさんは美鳥ちゃんと年が近いんですね!
美鳥ちゃんのあの「性格」は、私はものすごく、その年齢の女の子らしいと思います!
……それが当たり前ですよ!
私もそうでした。
だからこそ美鳥ちゃんの気持ちに共感できるのかなと思います。

うん、でも、話の途中で逃げ出すのは本当によくないですね(笑)ww

高木さんの作品は、成長がテーマであることが多いですよね。
私も恋愛がすべての作品より、こうして「理解し合うことは大切だ」というテーマの作品が好きです。
ココロさんの表現、素敵です。

一緒に人生の旅を歩いていくことこそ重要。

本当にそうですね。
そういう未来をキャラクターに感じられる作品はとても素敵な作品だと思います!

辞書をひいて、こうしてコメントをもらえたこと、ものすごく感謝しています。
本当にココロさんの気持ち、嬉しかったです。
ありがとうございます(*´ω`*)

こちらこそ、長くなってしまい申し訳ありません!
また、わかりにくい言葉があったらごめんなさい!

またぜひ、ブログに遊びにきてくださいね!
エミル攻略、頑張ってください☆

では~♪


by あかり (2014-08-29 22:58) 

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