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図書室のネヴァジスタ 和泉咲ルート感想 [図書室のネヴァジスタ]





個別ルートはやっと。
あと煉慈のみとなりました。

キャラクター的に一番好きなのは賢太郎なのですが、幽霊棟の5人の中では一番辻村センセがヴィジュアル的にも好きなので、楽しみで……す、嘘。

うー……ん。そうだ、最後が、な、……(苦笑)

和泉くんは結構第一印象から「私の苦手なタイプ」だなあ……と思っていたので。
蓋を開けてみてもやっぱり、そうだったなあ……という。

茅、白峰では感じた憤りも、和泉に関してはあまり感じず。
おそらく、あまりにも「私の世界」の中で、リアリティがなかったからなんですかね?
このテの話は正直ちょっと……理解することは出来ても、あまり感情移入がしにかったです、個人的に、なのですが。

それでは、和泉咲、ネタバレ感想いきまーす!











<感情のままの感想>



大変重い出生の秘密をお持ちの和泉くんには申し訳ありませんが。

私はこのテのかまってちゃんが、どうしても苦手なのです……!!


この年で性依存症(というか、セックス以外の愛情表現を知らずに育ってきたという部分が大きいのかな)という、あまりにも特殊で複雑な環境で育てられた彼のことは理解しているつもりなのですが……ですが。

あまりにも、刹那的な思考回路で、周りを振り回し、乱していく様は見ていて、正直しんどかった。
彼の、だいたいが大して意味のない、引っ掻き回すだけの行動は、溺れる自分が助かりたいためではなく、誰でもいいから道連れにしたい、というような、そんな感じがしたのです。

その、なんと表現していいのかわからないのですが、和泉の突発的な衝動は、神波の計算された復讐であったり悪意よりも、ある意味酷いと思うのです。
悪意がない分ね。
私の感覚では、の話なのですが。

しっかりと、本当に咲のことを考え、愛してくれる人たちを振り回してぐちゃぐちゃにしてしまう。
それで「僕は誰からも愛されてない」と嘆き悲しむ咲。

それは違うだろう……といいたくなるんですが、咲にとってはふれあい、抱きしめてくれる,
素肌を求めることこそが愛の証であり、もうその概念から違うので……どうしようもない徒労感が襲いました、このルート。

瞠が「さっちゃんはわがままだなあ」というのが、なんとなくわかる気がします。
わがままというほど、たいしたことは何もねだってはいません。
でも、その思い付いて実行したこと、衝動的にやりたくてやったことをまさに「散らかしっ放し」のまま、急に違うことやりだす……という。

高校生だけれども、中身がまるで幼児です。
さすが、あの花に育てられただけのことはありますね。うーん……。


そういった、自分の感覚と咲の感覚のギャップが辛かったです。
さらに、年齢的にどうしても大人側に感情移入してプレイしていていて、こちらのルートは主が槙原先生で――で、あまり私、この先生と感覚が合わないので……その辺もあるかもしれません。

独善的だなんて決して思いませんし、人としての弱さを自覚した上で、生徒のために一生懸命で、さらに独特の「強さ」を持っている。……こんな先生素敵だなあとは思いますが、「私」の性格に近くないんですよね、たぶん(笑)


この物語は近親姦についてですが……それについてはまあ以下で書くことにします。
……ただ。
正直な感想、あんな風に神波に唆されただけで、あんなにうまくいくでしょうか?
すんなりと簡単に妊娠までこぎつけるでしょうか?(言い方は悪いですが)
その辺りにもうひと設定欲しかったなあと思うような気がしました。



<クールダウン後の感想>


ラストの展開は自明ですが、テーマ的にもだいたいわかっちゃうルートなので、今のところ他に比べると感動は薄かったです。
愛して欲しい、愛して欲しいというけれど、本当はもう和泉咲という人間はとっくに愛されているのだということに気づく、というラストシーンは、かまってちゃんだし,
だいたい落ち着くとこはソレですよね……!

ただ、咲のことだけではなくこのルートは神波の本性が見え隠れするルートなので、とても楽しかったです。
楽しかったのですが、まだまだピースが揃わないので、神波にとって死んだ母親の「復讐」がどんな意味を持つのか、がまだ曖昧かな。

逆にこのルートは清史郎サイドのお話の色は薄いですね。
咲の性格上、何も言わずに去ってしまった(死んでしまった)清史郎もまたある意味で一過性のものなのかな?
どちらかというと、清史郎がいないなら、次はじゃあ賢太郎でも、というような雰囲気があったような気がします。要は彼自身、誰でもいいのでしょうね。
父親だと確信している神波、兄だと思っている久保谷のことは、別のようですが。

こうしてルートごとに見えてくる面が違う作りは大好きです。


・「愛してる」の伝え方


「愛と言われればそれは愛かもしれない」と思う形の愛がたくさん描かれていたこのルート。
花が父親を愛してしまい、子供だけでも欲しいと思ってしまうのはひとつの愛だし、そうして生まれた息子に「夫としての愛」を求めてしまうのもまた愛かもしれないし、石野がそんな花をつかず離れず見守っているのも愛だし、咲が花のために命を賭けようとするのも愛だし、神波が母親の遺言に縛られ続けているのもまた愛だと思うし……という。

もちろん本筋の槙原が咲を思う気持ちも愛だと思うし、幽霊棟のみんなが振り回されても咲を心配する気持ちも愛ですよね。

ただ愛とは、受け取る側の気持ちは一切考慮されていない。
言わば愛とは、本来は非常に自己満足なものであるということを徹底的に描き出したお話だなと思いました。

そういった愛に相手が応えてこその、信頼であったり、恋愛であったりするわけですね。
おそらく咲が、なんの疑いもなく花の行為を愛だと受け入れ、花が望んだことを咲が愛だとして実行できるのであれば、それは一つの「恋愛」となりうる。しかし実際には槙原先生の言う通り、咲が戸惑っている、恐れているのでそれは「性的虐待」となる。……非常に極端な例ではありますが、愛とは決して美しい面だけを持つものではないのだということが表現されていて、ちょっと寒くなりました。

そうしてただ、誰からも一方的な愛だけを押し付けられ人形のように生きてきて、人肌のぬくもりだけが自分を生かす術となっている咲に、どうやってこの愛情をセックス以外で伝えようかと悩み苦しむ先生の姿を描いたシーンの数々と、その答えを表現したシーンは面白かったし、興味深かったです。

微妙な年頃の青少年たちに囲まれて、性教育について真剣に考えなければならなくなった槙原先生の必死さが素敵でした。石野さんもかっこよかった。(ああして人の心理を利用して話を誘導していく人って素敵だけど、コワイww)

個人的に先生が元カノに電話して、君を愛しているってことが(セックス以外で)伝わっていたかどうかを真剣に尋ねるシーンはとても印象的でしたね。
なんとなく、このシーンは、人が人を愛することの自然さがナチュラルに表現されていて好きです。


・「丘の上」に集う関係者と神波誠二の復讐


咲が自分の父親だと思っている神波に、認知してもらうことをひとつの軸としている序盤から少しずつ明かされていく、奇妙な偶然(?)と、神波誠二と久保谷瞠のやってきたこと。その演出がうまいなあと思いました。

クライマックスはあの「咲は私と咲のパパの子」と花が告げるあのシーンですが、そこを最大限に生かす様に、神波の持つ残忍さといいますか、そういうものを表現するシーンの数々が積み上げられていく感じがとってもコワイ。皮肉にも、自分が「踏み越えてはいけないタブー」だと、留まり続けていた一線を、もうすでに飛び越えた存在だったと知るだけでもキツいのに、幽霊棟全員の前でそれを知られる、というところがまた恐ろしい。正直、神波の目的だけを考えると、この「晒す」という「ひと味」はどちらでもいいような気がするからです。(久保谷のことが関係しているのかもしれないのですが)

より、酷く。より深く傷つけるために。
そんなことがもう身に染みているかのような行動ですね。

このルートでの岡崎先生の話でようやく、神波にとって、咲も花も、他幽霊棟のメンバーも、不幸にしたい対象ではなく、彼らを使って彼らの親を不幸にしたかったのだということが理解できました。だから神波にとって、幽霊棟の5人については正直どうでもいいんしょうね(笑)彼の行動には「緻密に練り上げる」部分と「さっくりと籠絡する」部分と大きく分けると2パターンあるような気がして、その差異の根拠がいまいち分からなかったのですが、このルートを通っておぼろげにですが、つかんだ気がしました。

それにしても、このお話。
2世代の登場人物が絡んでくる複雑さ。
業が深いというか、なんというか、です。
神波にそこまでさせた神波の母親もきっと、愛によって狂ってしまった、ただの普通の人だったのでしょうね。


・ツバメと賢太郎


こういうお話だと、ただ「愛される」側だけの目線で終わってしまいそうなのですが、きちんと咲が「愛そうとする」者たちについても描かれているのにとても好感がもてました。
愛されたいと願う咲が、能動的に何かを愛したいという欲求をもっていることが、まだ救われるための一縷の希望だったのかなとプレイし終えた後は感じています。

石野の言う通りに、所有欲、性欲、そういった「欲望」から生まれた愛しか知らない咲。そんな彼が、最終的にツバメや、記憶を失った賢太郎から、愛するということは「命を握る」、もう少し優しい言い方をすると、彼らに責任を持つことでもあるのだということを教わっているように思いました。
「ごめんなさい」という言葉は、それを理解していないと出てこない言葉だと思うので。

ツバメは死ぬことによってそれを教えましたが、賢太郎とは(ちょっと土台が歪んでいますが)最後は彼が咲のために神波の前に身を投げ身代わりに刺される、というほどの一方的な信頼関係が築かれていたことが表現されています。

記憶喪失の賢太郎から連想されるものは、「親を信じるしかない子供」です。
目覚めたときから監禁されていた彼にとって、色のある世界は咲しかなかった。
彼が死ぬことは自分の世界が死ぬことと同義です。
そういった重みまで背負って彼を「飼っていた」のか、ということが突きつけられるようなラストになっています。

そこはとても素晴らしかったし、ある意味で咲が、自分がされてきたことと同種のことを賢太郎にさせているのだという感じもリアルで面白かったですね。
自分が欲しい「愛され方」をまだ知らない咲に、その愛し方ができるはずがありませんからね。
この辺りは丁寧だなと感じました。

それにしても、ラストは記憶を取り戻してよかったですな……賢太郎さんwww
本当に、咲の忠犬のようでしたもん……このルートwww

賢太郎好きなんで、ちょっとツラかった……!
次は一番ビジュアル的にも好みな煉慈センセ、がんばりまーす(*’ω’*)




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