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月影の鎖-錯乱パラノイア- 神楽坂響感想 [月影の鎖-錯乱パラノイア-]




月影の鎖、フルコンプ!!!

うん!
全ルートやっても、人を選ぶゲームだなということには変わりませんが、相対的に面白かったです。
というか、こういうゲームもあってもいいな、というか。

乙女ゲームって基本、攻略対象たちが向こうからやってきてくれるスタンスのものが多いですが、このゲームはこちらからいくタイプです。

久しぶりに「攻略する」という言葉が似合うゲームだなぁと思いました。

ヒロインをはじめ、各々がさまざまな「鎖」に囚われて、狭い世界で生きているキャラクターたちの設定、あとまだ、発展途上な時代背景も好きですね。

ともに堕ちるような依存EDのなかには、妖艶なものもあって、とても美しかったですが、純愛EDの中には、変にハッピーエンドにしようとした結果なのか、「あれ?」ってなっちゃうエンドもあり、そこが残念でしたね。

神楽坂さんルートをやると、なんとなくすっきりするので、いまからプレイされる方は最後の方がいいかもしれません!

あと。
そうだ、大事なこと……。

護は攻略できません!!!!(号泣)

ま、まもるぅぅぅぅ!!!!
兄貴は本当にどのルートでも、天使のような存在でしたwwww
そんあ兄貴と、昼メロのような依存EDを希望します!!たくよーさん!!(笑)


恒例好きキャラらんきーんぐ、についてですが。

理也くん、一択で、お願いいたします!!!

もう、望月理也というお方に出会えただけで、私は大満足でございました、この一本。
こういうダメな女にひっかかるイイ男、たまらなく好きなんです……wwww
なんというか、ホラ。

退廃的な関係な気がしませんか……。

しかも、若い!イイネ!

こほん。

では、ラスト。
神楽坂響、ネタバレ感想です。






彼のルートは、やはりメインにふさわしいですね。
たぶん、おそらく。
このルートが決まっていたからこそ、猪口&榛名ペアの方のシナリオはあんな感じになってしまったのではなかろうか……?(涙)


かつての大震災の時に、右往左往する島民たちに、適切な指示をとばして、島民たちをまとめあげ、そのことによって島を救った「英雄」さまです。
もともと島の住民ではなく、たまたま火傷痕の湯治に来ていた彼が、この島を率先して救おうと思った理由。そして、今もなお島に居続け、この駐屯地問題、島の財政問題を立て直そうとする理由。

それが明らかになるお話です。

確か新垣さんのキャストコメントにもあったと思うのですが、このお方。
とても言葉遣いが美しいんですよね。
ほんと、選びとる言葉のひとつひとつが、すごくきれいだなと思いました。
きっとものすごく考えて、発言しているのだと思うのですが。


あと彼の特徴としては、恐ろしく弁が立つことです。
ほとんどの人間が、彼のパフォーマンスに流され、思惑通りに行動させられてしまう。
……望月くんだけは例外かな?近くにいすぎて、それをわかってて(ハメられてるとわかってて)、行動してる節がありますね。

神楽坂ルートは、そんな「相棒」との腹の探り合い、みたいなものが見られてちょっと興味深かったですね。

望月くんは、きっと。

神楽坂さんの「本音」を知りたい。
でも、聞けない。
聞きたい。
いやしかし聞いても、どうせ答えてはくれまい。

ただ思うのは。
深海にまんまと騙されたとはいえ、あなたを簡単に裏切る島民たちに対して、なぜそこまでできるのですか。
島民たちの向こうに、あなたは何を見ているのですか。

まるで、死に場所を探しているかのように。
まるで、死が迫っているかのように。

一分、一秒を惜しんで、島のために身を粉にして働くあなたの姿はまるで――。



そう、セミのようです。


神楽坂さん自身が冒頭に、語るセミについては……すべてを知ってから読むと、まるで彼自身を表しているようです。

神楽坂響にとっての「地中」にいた時間。
それは、音羽律成としての時間だったのではないでしょうか。

貧しい農村育ちの彼には妹がひとりいました。
ある日、彼らは、ある青年に出会います。
彼は近くの別荘に夏の間だけ滞在する、いわゆる富裕層の家の息子でした。

しかしそんなことは構わず、三人は仲良くなり、毎年夏の間だけ必ず一緒に過ごすようになっていきました。
彼は田舎で何も知るすべのない律成に多くのことを与えました。
そのことが、律成の夢「軍人になること」をかなえます。

妹を一人残して、国のために、夢のために邁進する律成。
一方で、ひと夏の親友の彼は、妹のことを好いており、同時に妹についても気にかけてくれていました。

そんな二人が晴れて恋仲となり、結婚間近となったとき。
律成の実家の村は、大火事に見舞われます。

あわてて戻ると、すでに妹は死んでおり。
その亡骸を抱いて、親友も一緒に炎に飲まれて――。
そして、自分も崩れた家屋の下敷きになって、右手の機能を一切失い、さらには醜い痕を残す、酷い火傷を負ってしまいます。

彼はここで初めて。
親友「神楽坂一二三」が妹「音羽響」と共に死んだ理由について考えます。

神楽坂は言いました。

最初、彼女を迎えにくる覚悟がなかった。
家の問題、家族の問題、そのことによって彼女がこうむるであろう責苦について考えて、考えて。
でも、そんなことよりも彼女を愛していて、一緒に添い遂げたいと思って、すべてを捨ててやっと、彼女を迎えにきた。
そんな不甲斐ない僕をずっと、響ちゃんは待っていてくれた。

もう、ここに置いていくことなんてできない。
彼女を最後まで一人になんてできない。

炎の中で聞いたその言葉に、律成は自分もまた、夢のためだ、といいながら、妹をあの田舎へと「鎖」でしばりつけた一人だということに気づきます。

なんて自分勝手だったのだろう。
なんて、自分のことしか考えて生きてこなかった愚かな男なのだろう。

さらには、その火事の原因が、自分にあったことにも知らされます。
軍の中で頭角を現していた彼は目をつけられていて、敵軍の「内輪もめ」を起こそうとする作戦の一環として、音羽の実家のある村を「敵兵が潜伏している」という偽の情報により攪乱させられた結果、あぶりだすために焼き払われた、というわけなんですね。

いわゆる誤爆といいますか……。
しかし、そのことは秘密裏に「お金」で解決されてしまいます。
多大な慰謝料をもらって、彼は除隊されます。

そうして、放浪人となった彼は音羽律成の名前を捨て、神楽坂・響、と名乗るようになるのですね。

彼の名字と、妹の名前をとったのは、ちゃんと祝言をあげさせてやれなかったことへの後悔というか、そういう気持ちがこもっているのかな、って思いますね。
たぶん、彼は自分の名前を名乗るたびに、疼痛を覚えるのでしょうね。
火傷の痕が自らの体を蝕むように。
きっと、名を名乗るたびに、虫歯に冷たいものを押し当てるかのような、わざと痛みを思い起こさせるような……そういう追い込み方をしているなあと、とても苦しくなりました。

そして、ついに神楽坂響、となった蝉は。
火傷の後遺症などで、実際にもう長くない命を、燃やし尽くすように。
まるで、かつての自分の「罪滅ぼし」をするかのように、大して関係もない島民のために働くのです。

その精一杯の。
一匹の蝉の鳴く声が、最初は青年団の心を震わせ。
そして、先代の理念に形ばかり囚われていためぐみちゃんを自発的に青年団の一員になる決心をさせ。
さらには、「軍人」であろうとする猪口渉の心に。
敵側であるコンサル会社の社員である榛名望の心に。
敵側についている新聞社に勤務する大井川護の心に。

最終的には島民たちの心にも届く。

という、この連鎖していくところはとても素晴らしかったと思います。
ああ、神楽坂さんのやりたかったことはこれだったんだな、と。
ものすごく腑に落ちました。


細かい内容については書きませんが、きちんと深海と神楽坂という、ある意味似たもの同志の頭脳戦を堪能させていただきました。深海さんはもちろん負けてしまいますがww
このルートについては、深海は完全に悪者扱いとはなっていますが、それがきちんと「わかりやすい敵を立てる」という神楽坂の作戦に沿うものであったので、気になりませんでしたね。
まったく。

何かを敵にして、島民を団結させること。
そして、17歳のか弱い少女(めぐみちゃん)の貫こうとする「理想」を声高に語ることによって、今何をすべきかを皆に考えさせること。
そして、猪口&榛名を巻き込む時についても、もうこれでもか、というくらい回りくどく心理作戦を展開させていてすごかったですね。

わざと情報をリークさせて、榛名をコンサル会社に襲わせて、猪口に助けさせる、とか。
もう、望月くんもいってますが、ある意味「悪人」です。

……恐ろしい人!!!


ちょっと残念だったのは、あまり純愛EDと依存EDが変わらないところかな?(笑)

しかし、もう先のない神楽坂さんだからこそ、この感動は生まれるのだろうし、この生き急ぐ感じがでるのでしょうから、仕方ないと思うのですが。

ラストは、深海を追い出すのですが、やはり深海さん、「本当の目的」だけは忘れてないようです。(望月ルートで明かされます)

みんなが祝賀ムードに盛り上がる中、花柳街が火の海に飲み込まれます。
そんな中に、少女を助けに入った人影が一人。
それが神楽坂さんでした。

無我夢中で炎の中に入るめぐみちゃん。
そして燃え落ちた家屋の下敷きになった神楽坂さんを見つけます。

純愛ED。

めぐみちゃんと一緒に脱出。
さらに、火傷がひどくなってしまい、余命数か月かもしれない、とまでなってしまう神楽坂さんですが、めぐみちゃんはすでに懐妊しており、そして三年。
もうかつての影はなく、島で妻として母として一生懸命暮らすめぐみちゃんは、もう動くことさえできない神楽坂さんの寝床で、一緒に月を見上げる、というED。

ああああああああ(涙)

本当に、終焉まで蝉のようなんですね……。
島のために鳴き枯らした彼は、ついに地面に転がってしまうんですね。
その命をもって、この島の、新しい時代の土台を作ったのです。
大きな歴史の流れの中では些細なこと。
でも、きっと。
その精神は、いつまででもこの島に残るのです。

「島」のためではなく、かつての親友、妹のためでもない。
ようやく「自分」の幸せを掴む彼の、余生のなんと短いことか。

ああ、ものすごく切ないのですが、気丈なめぐみちゃんを見ていると、こうでもしなければ彼はいつまでたっても、救われなかったのかな、と思うと……なんだかもう本望です(笑)


依存ED。

こちらは一緒に、火事で死ぬ、というEDですね。
神楽坂さんの頭を膝にのせて、最後に本名を呼ぶ、という、これはこれで綺麗なエンドでした。

妹響と、親友一二三の過去回想とのダブルパンチで、なんというんでしょう、死ぬ時まで一緒に連れ添ってくれる者のいることの幸せ、というんでしょうか。
そういうものを感じるエンドになってますね。

そんな人が最後に現れてよかったねって。
一人で戦い、背負い、疲れたでしょう、もう一緒に休みましょう、といってくれる人がいてくれてよかったね、って。

そんな風につい、解釈してしまう依存EDでした。


で。

ぶっちゃけ、神楽坂さん、いくつなのん?????

これ最大の疑問ですね……。
自分のこと中年、中年、言うてますが(笑)

30前半くらい??
どうなんだろう……それなら、相手17の子って……犯罪やないかwww
とか思ったりもしましたが、それはそれだね、うん。

(こちらもご指摘いただきまして、二回り違う、という記述がどこかにあるそうです。ありがとうございます!ということは24歳ほど上、ということなので……41!?えええええ!!!!!)


で、ちっとも恋愛シーンについて書いてない私のこの感想。
需要があるのかしらwww

キススチルは素敵だったなー……!
あの「君は馬鹿だな」からの、押し倒しての、指をからめてのキスは、……お子様たちには無理だろうなという(笑)やはり神楽坂さんならではの色気がありましたねwww

本当に、いろんな意味でずるい人でした。


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