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シュタインズゲート ざっくりと感想 [科学ADVシリーズ]






Steins;Gate(通常版)

Steins;Gate(通常版)

  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • メディア: Video Game




だいぶ前の作品なので、ネタバレというほどではありませんが多少内容に抵触した感想になっております。
何も知らずにプレイしたい方はお読みにならないことをお勧めします。




シュタゲ終わったどー。

いやー、素晴らしかったです。ぱちぱち!!
なんていうんですか、ほら、そう。

折り紙のようなシナリオです。
一生懸命最初の6章?くらいまではせっせと折っていくんですよ。
もくもくとね。
で、ある出来事を境に完成し、そこから、一気にその作品を一枚のただの紙に戻していく。
あーでもない、こーでもないって。
でようやく一枚の紙に戻るんですけど。

その折った紙についた折りしわは消えませんからまっさらの状態に戻るわけじゃない。
でも。

その刻まれた「しわ」を参考にしながら、ちょっと折り方を変えてみると。
「シュタインズゲート」の世界の出来上がり。

みたいな。


すみませんww
意味不明ですねwww

とにかく、すごいのは。
エヴェレットの多世界解釈やコペンハーゲン解釈、シュレディンガーの猫など……よくよくSF作品などで見られる、現実にある理論や考え方の中に、アトラクタフィールド解釈という「架空の理論」が混ぜてあるんですね。この作品。

世界線はひとつのより糸のようなもので、一本の世界線を構成している糸の数だけ、可能性の幅がある世界である。
という理論なのですが。(説明が下手です)

すごいな、考えた人www

つまりはその世界線を構築している「糸」をひとつひとついじって構築しなおしていくと、別の世界線になってしまう、ということで、つまりは、よくあるパラレルワールド的な解釈の世界ではない、という点が、ものすごく「泣けてくる」要因のひとつなんです。

これがこのシュタインズゲートの世界では基本になっているので、この新しい理論によってお話が、単なるタイムリープ、タイムマシンものというだけではないドラマティックさがあるなぁと感じました。

そして、なによりも素敵だなぁと思ったのが。
この話、秋葉原から場所は絶対にブレないんですよね。
ものすごく壮大なストーリーであるにも関わらず、です。
なんだか、「イベント・ホライズン」的です。
あれ、意味あってる?



さらに、素晴らしいと思ったのは、ヒロインたちとの距離感とエンド内容が比例していることです。

岡部は、ヒロインたちひとりひとりと、それぞれにある覚悟を持って「ケジメ」をつけていくのですが、この距離感だったからこその、エンド。
急に甘くなったり、急に好きになったりするのではなく、「ああ、こういう結末もあるかもしれないな」という感じがして、ものすごく巧いなぁと感動しました。

あんまりかくとネタばれちゃうからアレですけど、私はそうだなぁ。
やっぱりクリスが好きですね。あと鈴羽かな?

男性メンバーもちゃんと好きだよ!
オカリンとダル。
あの最初はなんかめんどくさいなぁと思ってた「鳳凰院凶真」という人格にもちゃんと意味があって……ラストには、「凶真」がいてくれてよかった、と泣けるまでになるとはちょっと心外でした(笑)
ダルは最初関さんだと気付かなかったくらいでしたwww
……彼もとてもすばらしいバイプレイヤーでした。

とりあえず、忘れないうちに各ヒロイン感想書いときますー♪
こっちはネタバレなので、お気をつけて!







☆阿万音鈴羽

ジョン・タイターであり、ダルの娘です。
タイターであることはなんとなく想像はつきましたが、まさかダルの子だとは(涙)

α線の彼女も、β線の彼女も、なんて立ち去る時の背中が、眩しく美しいのでしょうか。
(そんなスチルなかったけど、妄想)

片道切符のタイムトラベル、絶望を書きつづった壮絶な手紙。
父親ダルとの約束、その使命感の重さに潰されて自害したα線での彼女。
あの「失敗した」の羅列には参りました……。
なんでこんなことになっちゃったんだろうと、涙が出ましたね(涙)
本当に、なんともいけない気持ちになります。

そして、さらに。
彼女を選ぶルートの絶望感ったらなかったです。

あの「何もおきない」2日間のループを繰り返しすぎて、心が死んでいくオカリンをみているのがちょっと耐えられなかったです。なんかいろんな作品、思い出しそうになりました(涙)
その絶望の輪を絶ち切って、彼と彼女が過去へと飛んでなにか違う未来が生まれていたらな、と願わずにはいられません。


☆漆原るか

結果的には、「女の子になりたかった」男の子なのかな……。
まゆりの死と天秤にかけた場合に一番、犠牲にしたものとしては……マシなルートではあるような気がしますが、デリケートなお話なだけに、好きです。

期間限定の恋人、切なかったです。
しかも、ものすごく、ものすごく、ものすごく。
ルカ子の望んでるものがささやかで。
ああ、なんで幸せにしてあげられないんだろう、と悶々としちゃいます。

「男でも、女でも、お前は俺の弟子だ」
なんて言い方が、ちょっとエラそうで、ほろ苦くて好きです。

ルカ子が女の子になりたかったのは、岡部が好きだったから、というところが、ちょっとぞくっとしました。
せっかく過去改変で女の子になれたのにね。うまくいかないよねぇ。
……まあでも、ここのDメールは、「野菜をたくさんたべると女の子になる」っていうところがちょっと無理あるとは思うけどね(笑)
そもそも妊娠中に性別って変わるの?まあなんにせよ、バタフライ効果ってやつで片づけるしかない。


☆フェイリス=ニャンニャン

Dメールによってパパを生き返らせてしまったメイド娘。
序盤はすごく可愛くて、鳳凰院凶真ネタにものっかっちゃうし、なんていうか「萌え担当」の人?って思ってたんですけど、彼女もちゃんとヒロインでした。

パパが死ぬか、まゆりが死ぬかを選べってことなんですよね、要は。
最後には今いるパパのいる世界線こそが「ごほうびをもらっただけだったんだから、夢だったんだから」と涙ながらに自分を納得させるフェイリスは、なんてすごい子なんでしょう。

しかしフェイリスのパパとまゆりを欲張った結果のフェイリスルートエンドは、私はすごく物悲しくて好きでした。フェイリスしか岡部を知らない世界。ラボもなく、まゆりもダルも、もちろんクリスさえ出会わない世界。
でも、岡部の中には、あのちょっと雑然としているけれども、とても楽しくにぎやかな夏の日は残っていて。

それでもまゆりとフェイリスパパの命のための犠牲ならと、それを甘んじる彼の痛みが、すごく、なんだろう。
それこそ、甘く感じました。


☆椎名まゆり


タイムリープするきっかけとなる幼馴染の少女です。

まさか、まゆりが中盤で殺されるとは(笑)

驚きました。
しかも、何度も何度も助けられなくてタイムリープする先で、可能性の収束といいますか、「世界」が望むまゆりの死を繰り返し目撃するシーンは、やっててものすごく、キツかったです。
死に方がどれも悲惨。
しかも、その記憶が、微かにまゆりの中に蓄積されていて、夢となって発露するというところも、ちょっと薄ら寒くて。

個人的に、私はまゆりよりもクリスが好きだったので、……ものすごくツラかったですね。
まゆりの死なないβ世界線を望むのか。
それとも、クリスに生を与えたα世界線を望むのか。

さらにはクリスと岡部が出会わなければ、そもそもこの物語自体がなかった、というところまで突き詰められるのですから、なんともいえない虚脱感がありました。
……なんとなく、冒頭のクリスの死のシーンからクリスを犠牲にする選択がきっとあるだろうなと、予測はついていましたが、まさか、まゆりかクリスか選べ、だとは思いませんでした。

究極の選択をした時に岡部がクリスを抱きしめながら告げる「……済まない」は、すごく耳に残っています。
そこからのクリスの言動がとても……見ていられない。

アメリカに飛び立つ飛行機(まだ乗ってないうちに世界線は変更されたかもしれないけれど)に乗りながら、彼女はどんなことを考えたのでしょう。
吹っ切れた、覚悟を決めたなんて、絶対嘘ですからね。
自分の命なんて、あの性格からして、あきらめきれるもんじゃないです。

うーん、まゆりとクリスルート(真EDではない方)って……お話としてはすごく素敵だし、巧いなぁとは思うのですが、私はあまり好きではありませんでしたね。

というのも、……なんか「横暴」じゃないですか。
ある意味で岡部に尽くしてきた少女二人の命運を、彼のエゴのみが決定しうる状況。

端的にいえば、岡部自身がどっちと一緒に生きていきたいと望むか。
極端にいえば、フラれた方が死ぬわけじゃないですか。

私は、そんな酷い事実を……いくら才女で知識量も豊富で、冷静な判断の出来るクリスだからだとしても、クリスの問いかけに根負けして、打ち明けてしまって少し楽になっちゃう岡部倫太郎が嫌いです。
「済まない」といっちゃう岡部倫太郎が嫌いです。

うん、でもまゆりルートだからなんだろうけれどもね(笑)

どっちかをお前の責任でもって殺すのであるなら。
その痛みは墓場までもっていけ。
私はそう思いましたね。

なので、まゆりは悪くありませんが(というか、むしろ、あんな順序で話されて岡部がそう望むのなら、アレ以上の答えはない)まゆりルートは好きではありません。

まゆり自身はまあ、いいんですけどねぇ。
「オカリンの重荷にはなりたくないよ」という言葉は、ものすごく……響きました。
人質となったエピソードもすごく好きだし。


うーん、ちょっと女子的な目線で見ると、口惜しい想いがするまゆりエンドでした。



☆牧瀬紅莉栖

しかし、やはりメインヒロインはこの少女なのでした。
最初に到達する彼女のエンドは、まゆりエンドと同じように、まゆりのために身を引く、というものなので、真エンドについても感想を。

いままでのね。
自分がタイムマシンを作ろうと言いだしたせいで、SERNにハッキングしろと言いだしたせいで。
自分の考えの甘さから招いた「まゆりの死」。
その回避のために必死に世界線を戻そうとしてきたけれど、それは同時にクリスの死に臨む結果になって絶望するという、この経緯をね。

お前が様々な世界線で経験してきたことを、「なかったこと」にしてはいけない。
タイムリープをしてきたお前が。
クリスを助けられなかったお前がいなければ、「俺」はここにいない。

という、未来のオカリンからのムービーメールが届いた時には、……涙腺が崩壊しそうになりました。

ずっと、否定しづづけてきた自分の選択。
誰かの思い出を「犠牲」にしてきたと呪い続けた自分の判断を。

クリスを助けるためには必要だったのだと、全面的に肯定される、このエンディング。

素敵です。ほんとうに。
だって、そうなんですよね。
まゆりのために、クリスを犠牲にした岡部は、もうクリスを知る以前の「岡部倫太郎」には戻れない。
でも、世界線はそれ以前のものに戻るわけです。しかし、タイムリープという技術は、クリスと岡部が出会わなければ発明されない。そうすればタイムリープしてきた「岡部倫太郎」というものが存在しないことになってしまいます。


すべてのことを経験してきた岡部は「ここ」に存在しているにも関わらず。
そのことに対する解がようやく、ここで明かされるというわけなんですが……。

冒頭の何気ないシーン。
そのひとつひとつを再現していき、あの日、父親に殺されるクリスを「なかったことにする」あの、ラストシーンには鳥肌が立ちました。

でもちょっと考えると、……まさかこんな壮大な遠回りしないと、クリスは助けられないのか……???と気が遠くなってしまって、もしかすると最初っからクリスと出会わないほうが、岡部くん的には幸せだったんじゃない、とか思ってしまいましたがそんなこといったらゲームとして成立しませんがな。ねぇ?(笑)
たられば、は厳禁なのであります(笑)

いや、まあ私のこのうだうだは、結果論でしかないですね(笑)
ハイそうなのですwww

さらにはこれで第三次世界大戦は阻止できるそうなので、それを考えると、クリスを生かすことに未来の岡部だけでなく、レジスタンスみんなが固執する、望みを賭けるというのは、理解できましたし、うまいとこにおちつけたなあと思った流れでした。

……私、結構シュタゲは、うるうる、くらいで泣かずに我慢してきたんですけど。
あの、ラストの、クリスと岡部の邂逅のシーン。

「クリスティーナ」と呼んだ岡部に「だから助手でもクリスティーナでもないといっとろうが!」と突っ込んだ彼女の台詞で、ついに泣いてしまいましたね。

ああ。
残っているんだ。
彼女の中にも、あの、奇跡のような夏の記憶が。

それだけで、どこか、泣きだしてしまいそうな岡部の気持ちがすごく、わかるような気がしました。

……うん!!
すごく楽しかったです!

冒頭の、あの、キツすぎる厨二なノリとか、ネットスラングが飛び交う感じは、私的にちょっと、ワンテンポ乗り遅れちゃうような感じがありましたが、シリアス路線になってからは逆にあの「鳳凰院凶真」キャラが切なさを引き立てるという化学反応を見せてくれまして、正直驚きました。

……うーん、無駄がないなぁ。
名作と言われるのも頷ける作品でした。


おすすめしてくださったみなさん、ありがとうです!(^u^)


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コメント 2

萌絵

うーーーーーーん……。アカリさんの感想はやっぱり素敵!ひとつひとつ、自分のやってた時の記憶が蘇りました
シュタゲ楽しかったみたいで何よりです(*´∇`*)すすめてよかたw
私は鈴羽が一番好きですよー♪しいていえばブラウンさんとの対峙で岡部があなたの恩人はあなたにこんなことをさせるためにうんぬんのくだりが大好きです…。鈴羽はずっと若い店長のそばにいたんですよね・・。
そのあとの綯さんルートでちびりそうになったのはいい思い出w
あともうすぐ夏空がでますなヽ(=´▽`=)ノ楽しみー♪私はステラさんで予約してますよヒャッハー♪♪♪このゲームに気づけたのはアカリさんのおかげなんですよ
by 萌絵 (2013-03-12 04:18) 

あかり

>萌絵さん

わーん!萌絵さーーん!!!
やっとプレイしましたよ!シュタゲー!!
やってよかったですー♪
なにをおっしゃる、こちらこそ、ありがとうございましたーー!

本当に楽しかったです……!
素敵なお話でしたし、なにより女の子たち、みんな可愛い……!!
きゅんきゅんしました!

鈴羽もすごくいいですよねぇ……!
ああそうだった、ヒロインエンドの感想を書くと、あのシャイニングフィンガー姉さんの話がちっともできてなかったんですねぇ……。

私もあの、対峙の瞬間、とても好きです。
綯ちゃんはスゴかった……。
……個人的に、あそこまでの件いるのかしらとか思った(笑)

そうですね!夏空デイ!が近づいておりますね!
カウントダウンボイスも始まったようで楽しみです(^u^)
私ももちろんステラですよー!ヒャッホウ!!!

いやー、ぜひ、感想をお聞きしたいです♪
遊びに来て語ってくださいね♪
おまちしてます(*^_^*)


by あかり (2013-03-15 21:49) 

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