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夏空のモノローグ 感想(浅浪皓)☆portable改訂版☆ [夏空のモノローグ]



真相まで一気にプレイしてしまいましたが、個別に感想を残しておこうと思います☆

ネタバレ必至ですのでよろしくお願いします!


(以下はportableプレイ後の感想)

ツリーピースβの、「沢野井と浅浪顧問の出会い」を読むと……。
浅浪先生の魅力を再確認といいますか、ですね……!!

うわあああん!!!


ってなりました。


そして、再プレイで気付いた事実。

浅浪先生、28なの……!!!!????

……え、ふけてみえ……(以下略)

というより、声が貫録ありすぎるんだよね、きっと☆

でも、そうですね。
彼もやはり、事情が事情なので。

精神的に相当な「28歳」でいることを許されていないのかもしれないですね。

うーん……。

うーん(涙)


では改訂版、ネタバレ感想です☆




この方のルートは、浅浪翔くん(弟)の名前を他キャラエンドのキャストクレジット見た時から、おおよそ予想がつき、しかもその通りだったので、正直感動は薄かったかな。


普段はプラモばっか部室で組み立ててるけど、とても器の大きい、優しい先生です。
主人公に科学部という拠り所を与えた人物でありながら、またそれを奪うのも彼でした。

非常勤講師の彼は、弟の入院費のために、より給料のいい他の学校の専任講師になることを決めます。
その結果、彼が顧問であることで首の皮が一枚繋がったいた科学部は廃部が決まるのです。

しかしその入院費というのは、決して弟の明るい未来を約束するものではありません。
弟の病状は深刻で、もってあと2年。

科学部メンバーへの罪悪感と、弟のことに悩みながら、ループを迎えることになります。


かっこいいのは、本当は弟のためなのに、「金のためなんだよ」と現金な男を装ってみたり、そのせいで「女に貢いでる」とか変な噂を流されてても、結局「俺が科学部を廃部にする事実はかわらない」と、部員にも誰にも、言い訳をしないところですよね。

過程がどうであれ、理由がどうであれ、結果が同じなんだったら、潔く。

というか。

弟の余命があと2年であり。
弟を精一杯、幸せにしようという、その決意の前には。
学内であーだこうだ言われる噂くらい、蚊に刺されるほどのことなのでしょうね。

でも、科学部員に対してだけは別だった。
沢野井にしろ、葵ちゃんにしろ。
自分が若い、まだ危うい彼らの大事な「拠り所」を奪おうとしているんだから。

そして、さらには自分にとっても大事な「居場所」だったんでしょうね。

沢野井が爆発させて、木野瀬くんが巻き込まれて。
カガハルが告白して、篠原くんがスルーして。
葵ちゃんが笑ってる。

そんな風景をツッコミつつも、誰よりも慈しんでいたのは、先生だと思うんですよね。
科学部にいる時は現実と向きあわずに、すんだんじゃないかなあ。
ループ前から。

そんな気がします。


先生ルート。

弟のために、ループの中ではありますが(毎日関係がリセットされる)葵ちゃんに弟の友達になってやってくれ、と先生は頼みます。

プラモやゲーム、天体なんかの話題を先生の役に立ちたい一心で一生懸命勉強する葵ちゃんが、むちゃくちゃかわいかったです。度重なるループの中で、初対面という状態に戻ってしまうけど、葵ちゃん側が弟くんの懐に入りこむのが上手になってくんですよね。

「私、怪しいものじゃないよ??」
って焦る葵ちゃんがとっても可愛い♪

…すみません、どーでもいいんですがw
スタ○カよりも…星や天体に関する話題が…ふ、深い…という事実!!!

なによりこの作品、科学、物理学、天文学…いろんな知識が詰め込まれてて楽しいです。
私、文系ですが、わかりやすいし。取っつきにくいとこまでいかないし。
すごく勉強したんだろうな(というかお好きなんだろうな?)SFについて、とか勝手に思いました。


で、お話は進み、葵ちゃんは翔くんの病状を知るんですよね。
そんな時に、部長がループ停止方法を見つけてしまいます。

1日ループの中では、翔くんは永遠に生き続けられる。

そう葵ちゃんは考えて、部長に訴えます。
そしてついに、葵ちゃん。
頑なにループ継続を否定する沢野井部長に苛立って。

みんなが部長さんみたいに、強い人なわけじゃないんです。

すると、沢野井部長は少し寂しそうな顔をしてこう告げます。

強い人、なんてこの世にいない。強くあろうと頑張っている人たちがいるだけだ。

部長は本当に、他ルートでの名言が多いです。

たぶん、耐えられる重さ、というのは個人差があると思うんです。
精神的な負荷に関しても。

でも、その許容できるキャパシティが人よりも大きい人であっても。
「強い人」とは言えないんじゃないだろうか。
強くあろうとしているからこその力なんじゃないか。

そうして、現実から逃げてしまおうと、ループに甘えてしまおうとする葵ちゃんに、人は悲しみを耐えて生きなければならない生き物なのだということを諭す部長はとても素敵です。

そして。
逆に、明日を望んで、今を耐えている人だっている。
その言葉は理解できるけど。
理解できるけれども。

どうしてあんなにいい子なのに。
未来がないという、重たい宿命を背負わされているんだろう。

どうして?
どうして?

そればかりが葵ちゃんの心を占めて……読んでいるこっちも苦しくなってしまうのでした。


そして。沢野井さん。
せめてもの譲歩として、ループが来ても翔くんの記憶が保てるようにしてくれます。
「僕にできるのはこれまでだ」

……いや充分すぎるだろ、部長!!
すごいな、部長。やっぱり存在自体がフィクションだw

うん、まあフィクションなんだけどねwww


ループ停止までの7日間、翔くんは科学部に迎えられます。
体調がリセットする7日間、みんなで遊び倒すことにするんですよね。

そして。ついにループが終わる。
そう思うとだんだんと翔くんに向き合えなくなってくるんですよ。

ほんと、これはどうしてなんでしょうね……。
一番辛いのは本人なのに。
一番受け入れがたいのは本人のはずなのに。

翔くんは、まだ死んでない。
生きているのに。
それでも、もう、「死」へと向かうであろう翔くんを見るのが、辛くて辛くてたまらない。


なのに。

現実に向き合えなくなる葵ちゃんを呼び出して、翔くんは言います。

自分が長くないことを知ってること。
それが兄を苦しめていること。
そして、自分がいなくなった後、葵ちゃんに兄を支えて欲しいと、告げるんです。

病気は子供を子供のままでいることを許さない。
何かで読みましたがほんとそうですよね。

先生もそれを翔くんに告げられて、夜、どうしても声が聞きたくなってかけた葵ちゃんとの電話口で、情けないって泣くんですよね。

自分が支えるつもりが、支えられてたのは自分かもしれない。

震える声で、涙しながら、ぽつりぽつりと告げる先生。

本当に、涙を誘います。あの声。
井上さんの声ってほんといいなあと思います、しみじみと……。
あったかいし、かっこいいし……それでいて、浅浪というキャラクターの声は、人間味に溢れてます……!




そして最後の日。
みんなでツリー広場でプラネットハンティング。
いつかのループで三人で約束したことが現実になります。

星空をみあげながら、翔くんに促されてのプロポーズ。

「三人家族もいいと…思うんだ」
「妹的ポジションですか」
「いや、嫁的なポジションで?」

がすごく良かった(笑)
変にベタ甘くないとこがいいです!!!
ほんと。爽やかです。どっちかっていうと恋愛より家族になるって感じ。

三人で笑い合いながら。
いつか悲しい未来がまっているとしても、明日は、きっと素晴らしい日が待っている。

そう信じて生きることの強さをテーマにした先生ルートでした。


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