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夏空のモノローグ 感想(沢野井宗介) ☆portable改訂版☆ [夏空のモノローグ]

あの7月29日に、もう一度potableで。
ということで、再プレイ中です、夏空のモノローグ!!

いやあ、何度プレイしても、私は沢野井を愛してやみません……!!

真実を知っているからこそ、じんとくる台詞や、前は気付けてなかった伏線に涙したり……。
本当においしいゲームです。
夏空。

PS2版が約2年前ですので、いまから振り返ると、もうちょい余韻が欲しいな、とは思いますが、やはり、明日への希望が、さわやかに描き出されている名作ですね。

では、ネタバレ感想もちょいちょい改訂していこうかと思います♪


(以下は、初回プレイ時の感想です)

……!!
キタコレ。半端ない。シナリオの細やかさが半端ない…!!


原因不明事故(たぶんこの話ここがミソ)の記憶喪失によって、過去がない主人公が、唯一の拠り所であった、所属部である土岐島高校科学部廃部の前日。

最後の思い出に、と出かけた30年前街に突如として出現した「ツリー」と呼ばれる建造物までピクニックにいくことに。
そして、「ツリー」が輝いて。
7月29日はループを始める――。


たった一日のループで、ここまで壮大なストーリーを展開する…ってことにまず驚きました。(こういうループ扱ったお話は多いとはいえど)あと、かなりノベル色強いんですね。
でもそれでよかったと思う。
立ち絵があって、下に枠があって…というより、すごくいいと思いました。この作品に限って。
ものすごく、ものすごく内に、内に、入りこませるスタイルで。

一人しか攻略してないので、すんごい他キャラの話(特に隠しの綿森が…むちゃむちゃ気になる!!)が気になって、気になって…!!

なに、あの岡本さんの声。
雅とホントに同じ、ヒト!?

私、あの人と過ごす図書館や放課後の時間だけで、うるうるきたのですが……!!
なんかすべてを知っていて、こういう風にわざと接してる、みたいなのがひしひしと伝わってきた……!!!

あと、CZとよく比べられてますが、すごくよくわかる。
テーマが同じなんですね、たぶん?
「今を生きることの大切さ」
夏空はループする一日の中で。
CZは絶望的な未来の中で、それを選びとっていく。

あと、ちょっと失礼かもしれませんが。
夏空がCZと比べられて、どっちかというと夏空の方がシナリオが丁寧なのに水面下な人気作(まあ、どっちもどっちだけど笑)という気がするのは。
たぶん夏空には甘さが足りないんだと、思うww

でもこの作品は、変な甘さが命取り。
CZほど、いちゃつかれると、おそらく、すっごいしらける、たぶん。

ループするこの一日の中、思春期真っただ中、複雑な過去をかかえた主人公たちが微妙に揺れる感情の中で育っていく様が、すっごく素敵な作品です。


とりあえず、沢野井部長ルート、ネタバレ感想行きます☆



なんとなく、想像はつきました。
ちょっとお友達とお話してたのもあって、部長がやけにパズーにシンクロww
ティプラーシリンダーと、天空の城ね…!!


「父さんはやっぱり間違ってなかったんだ!!」
……です(涙)


父親を笑った人間に、必ず目にモノみせてやる。

その為だけに、いっぱい、いっぱい、努力した部長。

父親の背中ばかりを追って生きてきて。
唐突に事故で失って。
科学界における、世界における大きな損失だといいながらも。
そこにはあるのは、父親という「理解者」を失ったという孤独感。

最初は、そのことに突き動かされる人間的な沢野井なのですが――。
皮肉にも、といういい方が正しいのかわかりませんが、その姿は、彼がよみがえらせようとする父親にだんだんとシンクロしていき、彼自身が科学者としても、人間的にも成長いくというストーリー。


幾度となく、頬を涙で濡らしました。

奇想天外な言動、爆笑(爆発?)必至なユニークな発想。

科学部をいつもいつも、しっちゃかめっちゃかに「フィクション的な日常」へと導きながらも、まったく空気を読まずに突っ走る、ある意味、ものすごく豪放磊落な部長さん。

しかし、そんな彼の内に秘められた、壮大だけれど、非常にデリケートでささやかな願い。

父親の残した理論、「ツリー」をタイムマシンにして、過去の跳躍し、父親を事故死から救いだすこと。

ただ。
ただ、自分の最大の理解者であった「父親」を助けたい。
それだけなのに。

「父親を救いだすことに成功した未来」を選択してしまうと、沢野井の孤独感から生まれた土岐島高校科学部が創設されず、きっと、科学部は「なかったもの」になることが分かっている彼は、その罪悪感を常に心に抱えながらも、科学の道を歩んでいます。


彼が時折見せる、繊細さ、優しさ、そして慈愛に満ちた行動。
彼の本質が、垣間見えるたびに、そのことが胸がしめつけていきます。


憧れて、憧れて、なお、届かない。
あの、幻想的な光を抱いたラボで、彼はいくつの夜をひとりで過ごしたのでしょうか。

そして、タイムマシン理論が完成し、時間をも操るという神の領域に届きそうになった時。
父親の残したラボで、自ら指名した助手兼被験者、葵ちゃんと優しい時間を過ごすうちに芽生えてしまった、どうしても捨てられない人間的な「何か」を抱えてしまうジレンマ。


科学部存続という名の、「今の幸せ」をとるか。
父親という「切望する過去」をとるか。


科学部員に「その事実」を告げて、みんなに反対されて。
「止めて欲しかったからこれでよかった」と力なく笑う部長が、もうスチルがなくても思い浮かびました。

彼の葛藤を一番に「理解」している葵ちゃん、
彼女がみんなにもう一度説明しましょう、と、大丈夫じゃないです、と泣くシーン。
私はここがとても好きです。

ここが回想できないのはすごく残念です(笑)

「なぜ君が泣くんだい?」

あの、優しい声色に、初回プレイ時も、再プレイ時も、やっぱり涙腺が崩壊しました。

普段はあんな風に「何故わからないのだね!?この崇高な理想が!?しょっくうううん!!」とかいってるくせに、心の底では、自分を理解しようとしてくれる人なんていないと、思っていた沢野井が、ここで初めて。
葵ちゃんが、涙を流しながら、みんなを自分のために説得しようとしてくれている姿に、自分が「理解」されていたことに気付くんですよね。

そして、次のループ。
みんなが科学部の消滅に同意してくれるんです。

あの頭をさげる部長カットは……もう、なんといったらいいのか……(涙)。

今から、自分の行動によって、科学部との関係は一切なかったものになる。
楽しかった記憶も、笑い合った思い出も、そしてこの感謝の気持ちも、すべてすべて。

なかったことになる。

それを、おそらく一番理解している沢野井は、きっと頭を下げながらもきっと迷っていたんじゃないかな、と再プレイすると思います。

自分が本当に欲しかった「仲間」という名の理解者。
彼らは科学部を創設するという行動を起こした自分がいたこそ、今この瞬間、ここに集っているのに。
それを、また、自分の行動で、なかったことにするなんて。

それはひどく矛盾した行為なんじゃないだろうか?……なんて。

彼が他ルートで発言している言葉の端々をかみしめていくと、彼は分かっているはずなんです。
過去にとらわれることによって、見えない「今」がある。
でも、それでも。

救える可能性があったら。
私でも、きっと手を伸ばすだろうな。何かを犠牲にすることがあっても。

しかし、それが、初めて覚えた恋心も、一緒になんて。
それがとてつもなく切なくて、苦くて、ちょっとだけ甘いなぁと、いつも沢野井ルートは思うのです。


そして、ついに過去跳躍の時。
「最後まであなたといたい」といった、葵ちゃんに対しての。

「君に強い恋愛感情というものをもっているようだ」

これは計算なのか、沢野井???!!

と思わず叫びだしそうになるタイミングで、告白というものをしてみる部長に、再プレイ時もおもいっきり突っ込みましたが、やはりこの、絶妙のタイミングが好きです(笑)

好きみたいだ、とか、君のことを愛しているようだ、ではなく。
この、恋愛感情というもの、という言い回しがものすごく気にいっています。

一生懸命、読み漁ったんだろうなぁと。
心理学の本を(笑)
一生懸命、自分の心理状態を「説明」しようとする部長が、愛しくてたまらないです。

そして、過去に跳んで。
走って走って、10年前の記憶をたどってようやく親子を見つけ出して。
ついに「科学部消滅」の引き金となる出来事、沢野井が父親が事故に合うことを本人に知らせにいこうとする時。

あの、お別れの言葉。
さりげないけれども。
そこで、深く何かを残してはいけないと思ってのそっけなさなのかな、と勘繰ってしまうほどの優しい。

「さよなら」

頭ではわかっているんですよね、好きな人の幸せを心から願ってる。
でもなんでこんなに悲しいんだろう。
なんでこんなに、涙があふれるんだろう。

引きとめたい。
いかないで、って、そばにいてって。
走っていって、背後から抱きしめたい。

でも。

彼のために、彼の幸せな「未来」のために。
出来ない。
足は動かない。

そうして、その場でただ泣き崩れる葵ちゃんはもう少女ではなく、恐ろしいほど「女」の顔をしているような気がして。
とても、とても。
とても、感慨深いシーンです。



すると、幼少時代の部長が近付いてきて。

「どうして泣いてるの?」

大切な人のそばにいられなくなるの。
もうすぐ、彼のことを覚えていることもできなくなるの。
出会ったことさえ、好きだったことさえ、忘れてしまって、そのことを忘れてしまったことすら、忘れてしまうの。

それに対する、沢野井(幼少)の返事が。

「おねぇちゃんの大切な人は、おねえちゃんをずっと泣かせるようなことはしないよ」

この台詞に対して、葵ちゃんが今までの沢野井のことを思い出すんですよね。
ずっとそうだったって。
居場所をくれたのも、沢野井だし。
楽しい毎日をくれて、泣きたい日々から守ってくれたのも沢野井だった。

また、このシーン。
沢野井の冒頭付近の発言「君とは、昔あったことがある気がする」に繋がっているんですよね。
こういう、伏線が、SFタイムリープものはたまらないです。

そして。
沢野井は葵ちゃんのもとにかえってきます。
複雑な表情で。

そしてやはり、彼は、選べなかったんです。

「言えなかった…!君への気持ちを、科学部をなかったことにするなんて出来なかった!!」

もう号泣です。
眼鏡がくもるほど泣きました。
なんだろう、テキストになかされますね。すんごいわ、あの文章の運び方。


沢野井は、「助けられなかったんじゃない。助けなかったんだ」といいましたが、私はそうは思いません。
きっと、葵ちゃんだってそう感じているのだと思います。

あなたは間違っていないと、未来の息子に伝えられた健太郎は、きっと誇らしかったはずです。
父親のありがとう、というその言葉に、息子宗介はきっと、どこかで肩の荷が降りたはずです。
短かったであろう、その未来と過去の対話は、二人にとってきっと、かけがえのないものになったはずです。

この、沢野井の物語をプレイすると、いつも思います。

やはり、人間は「今」を大切にするようにできているんじゃないかな、って。
というか、そうしないと、生きていけないんじゃないかな。

過去に引きずられることももちろん、ある。
後悔してやまない出来事も、もちろん、あります。

でも。
それでも。

やっぱり「今」自分が手にしているものを。
自分を取り巻く世界の中で。
幸せを見つけなきゃ。
そう思わされるのです。

お父さん<葵ちゃん、という構図と考えてしまいがち(沢野井の主観で)だけれども、そうじゃないよと、そう思って自分を苦しめないでと、そういうハグなんでしょうね。
あの葵ちゃんの泣きながらのハグは。


そして、ループする7月29日に帰ってきて、ラストはいつもの仲間たちと、いつものように。
ループを終わらせる過程っていうのは、たぶん真相なんだろうから、あいまいだったけれど……十分にこれだけでも一本筋が通っていて、素晴らしいシナリオでした。

やはり一番のお気に入りは、あのカット。

海の砂浜で。
彼ら2人の足もとだけで、その「行為」を表す、あのカット。

恋愛感情を論文で葵ちゃんに提出する沢野井に。
「私は一言も使わずに(部長さんへの気持ちを)表せますよ?」と。
背伸びして、キスをする葵ちゃんを表す、あの……カット。(何回言うんだ私ww)

その後、沢野井が何も言わずに、ぎゅっと抱きしめ返してキスをする件がものすごく好きです。
私は……!!!!!!

敢えて、キススチルがないのが、イイ!!!
イイ!です!!

ここはものすごく妄想族にとってはオイシイシーンなので……!!

と、最後はなんだか、キャッキャウフフしてしまいましたが。
総じて、何度プレイしようと、沢野井宗介が、死ぬほど好きなあかりなのでした。

おそらく、あかり的好きな乙女ゲーキャラランキングTOP3に入るくらい好きです。
最新の投票結果だと3位ですが……確か、PS2の時の人気投票は最下位だった気がする沢野井ww

それでも、私は愛してやまないです。
沢野井宗介を!!!!!!

でも、周回プレイをされるとわかると思いますが。
……やっぱりちょっぴり、切ないんです。
夏空のモノローグ、切なさがやっぱり詰まってます。

大好きです。


(以下ネタバレなので反転します。真相をお知りの方のみどうぞ)

だって、一年ループは終わってないから……なかったことになる!(号泣)
綿森さん後に、もう一度沢野井と結ばれる可能性とか、考えてみるけど、ちょっと無理そうな気がしてww彼に関してだけは、なんか無理な気がしてwwwww

次のプレイ時に、ちょっと沢野井に対して、あたたかな気持ちを覚える葵ちゃんとか見てるだけでも、もう泣きそうになります、私!!!!!






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